ケンタウルス座のオメガ星団
今年も、ケンタウルス座のオメガ星団を撮影しました。昨年同様、玄関先からの撮影でした。南の方角の山際に昇ってくる、まるで月が昇ってくるような感じの、球状星団の明かりでした。3.6等級の明るさなので、肉眼でもはっきり確認できるのですが、双眼鏡で覗くと、とてもとても感動モノです。それほど明るくはなく、満月を少し大きくした感じの雲のような光に見えるんですが、実際は満月よりもはるかに大きな光のようです。去年に比べると、水蒸気が多かったので、シャープさはイマイチでした。それでも、球状星団らしい密集した星の集団です。地球から17000光年の距離で、1000万個の恒星の集団です。想像もできない、宇宙の迫力を感じます。
薩摩半島の我が家から見ると、この球状星団は南中高度が11度なので、大気の影響をモロに受けます。もっと南の島に行けば、もっとgooな写真が撮れるのでは、なんて思っています。南半球なら、多分天頂近くに見えるのでは……。次回は、撮影場所を変えた方がいいのかな……そんな感じもします。
まあ、それはそれとして、今年の梅雨は何か変な感じです。雨がとても少なく、湿度だけが高い、異常気象のようなこの頃です。九州北部は、いまだ梅雨入りなしです。おまけに台風も全く発生していないので、九州南部の梅雨明けは、多分遅くなるのでは……。夏の星々をそろそろ眺めてみたいなあ、と思っているのですが、すっきりした夏の星空はまだまだ先のようです。まあ、季節の移り変わりをのんびり待つことにします、です。
データ/ビクセンGP2・セレストロン8インチシュミカセ・専用レデューサー・EOSM3・ISO1600・60秒・十数コマ合成・2019年5月21日22時頃
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