天の川銀河の中心部
やっと梅雨が明けて、薩摩半島も夏空で、入道雲も青空にくっきりです。日が暮れて20時頃になると、天の川が明るく見えるようになりました。このところ水蒸気が少ないのでしょうか、星々の輝きが際立っているように見えます。天の川の撮影は、カメラレンズが一番便利で、簡単です。この写真も100ミリマクロレンズでの撮影でした。
毎年撮っている構図ですが、天の川銀河の一番好きな領域です。6,7倍の双眼鏡でこの周辺を眺めると、星だらけという感じの場所です。このひとつひとつが恒星なんですが、これだけの数の太陽が輝いているというのが、なかなか実感として理解できない、そんな感じです。恐ろしいというか、これが宇宙の神秘なのでしょうか……。中央左には球状星団M22、右側の下から散光星雲M8、そのすぐ北側に、これも散光星雲M20、すぐ近くに散開星団M21、さらに右上隅に散開星団M23という感じで、いろいろな光が集まっています。2000憶ほどの恒星が集まっている天の川銀河ですが、その一つの小さな恒星が太陽ですから、そう考えると、地球の存在なんて、一体どうなっているんでしょうか……。大小関係が異常に違いすぎて、想像力が全く働きません。直径10万光年の天の川銀河ですが、この広い宇宙から見れば、あるようでないような存在かも知れません。地球という小さなゴミのよう惑星の片隅から、星々を眺めている生物が生息しているんですから、また不思議というか、不思議だらけです……。眺めるたびに、そんなことを考えます。
先ほど日が沈んで、少しずづ暗くなり始めました。木星と土星が東の空に輝き始めました。もう少しで、天の川も見え始めます。今夜も天の川を眺めてみようと思います。そんな訳で、コーヒータイムにします。
データ/ビクセンGP2ガイドパック・100ミリマクロ・EOSM3・ISO1600・F4・50秒・2019年7月22日21時30分頃
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