月齢3.3の地球照
7月の中旬になろうというのに、なかなか梅雨が終わりません。例年なら、もうそろそろ、という時期ですが、これから10日ほどは曇り空か、雨のようです。下手をすると、2週間ほど続くのかも知れません。このところ天気予報が当たらないので、自分で予想するしかありませんが、なかなか大変です。そんな中、先週、西空の雲の間から三日月が見えていたので、観察と撮影をしました。
月齢3.3なんですが、新月から4日目なので、旧暦では4日月ということになります。大気の状態がよかったのか、とてもすっきりした4日月でした。後ろに星がいくつか見えますが、この辺りは、しし座の前足付近のようです。この画像は、4コマを合成したものです。画像の位置合わせを自動設定にしたのですが、星ではなく、やはり月を基準に位置合わせされています。月のどこの輝点を基準にしたのでしょうか……。デジタルも進歩したものですね。驚きです。
ところで、後ろの星が僅かに軌跡を描いています。4コマの撮影時間は30秒ほどだと思うんですが、星は結構動いています。というよりは、月が星の海を西から東に動いている、ということですが……。いろいろやっていると、いろいろな発見があります。さらに言えば、太陽に照らされた地球表面の明かりが、35万キロも離れた月の夜を照らしている、それも結構な明るさで、ということもまた驚きです。単純でありふれた観察だけをしているのですが、これこそリアルタイムな体験かも、という感じがして、とても楽しい時間でした。
という訳で、コーヒータイムです。
データ/ビクセンGP2・ビクセンED80sf・専用レデューサー・EOSM3・ISO1600・2秒・4コマ合成・2019年7月6日20時50分
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