さそり座からいて座
立秋は過ぎたのですが、まだまだ暑い夏が続いています。全国的に猛暑ですが、ここ薩摩半島の田舎では、猛暑日もほとんどありませんが、蒸し暑さだけは特別です。ムシムシする日は、梅雨明けからずーっと続いています。汗かき人間には、大変です。台風9号と10号が北上していますので、亜熱帯の暖湿気流をどんどん運んでくるんですね……。
ところで、8月のお盆前後の夜の10時ごろが、天の川のいちばんの見頃です。南の地平線から北北東の空まで、天の川の雲のような流れがとてもよく見えます。特に澄み切った夜空なら、やや黄色っぽく輝く星々の姿が、とても鮮やかです。双眼鏡で眺めると、星々の海という感じが、手に取るように分かります。宇宙の神秘を感じる光景です。天の川銀河には、およそ2000憶の恒星がありますが、肉眼で見えている星は、地球にとても近い星か、または特別に明るい星です。2000憶個の星々の、1億分の1パーセントほどの星だけが見えているのでしょうか……。
写真は、さそり座からいて座の周辺の夜空です。広角レンズで撮ると、こんな感じです。天の川を取り囲むように、さそり座、いて座、へび座、へびつかい座、みなみのかんむり座、たて座などが賑やかに輝いています。天の川周辺には、散開星団や球状星団、さらに散光星雲などがあちこちに散らばっていて、これまた賑やかです。おまけに、今年は特別に、木星と土星が天の川の両岸で輝いているので、夜空はまるで星まつりのような賑わいです。今年の夏は、この眺めを満喫しようと思ているのですが、まあ、夜の天気次第ですね。
来週はペルセウス座流星群の極大なんですが、台風の影響で少々無理な感じもしますが……、まあそういう訳で、たくさん流れることを願って、YEBISUで乾杯します、です。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・トキナー11~20ミリF2.8・EOSKissX8i・ISO1600・F4・25秒・2019年7月30日21時40分
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