全周魚眼の全天
薩摩地方は、まだまだ夏の感じです。昼間は、車のエアコンが必要で、いつになったら秋らしくなるのか……。今年は、強烈な天候異変です。関東地方の大雨が、その一例かもです。日本の四季も、危うくなるのかも知れません。という訳で、このところ、星空をまともに見ていないし、月の満ち欠けの記憶もはっきりしない印象です。この先どうなるのか、少々心配しています。
写真は、全周魚眼レンズで撮影した夜の全天です。天の川が、もうすぐ天頂付近を横切る夏の夜空です。180度いっぱいに入っていますが、肉眼の見え方と違って異様です。鳥類の眼球が見る風景なのかも、です。中心部は結構正直なんでしょうが、周辺部は異常な歪みがあって、このままでは、人は歩くこともできないのでは、と思います。空を飛んだり、海の中を泳ぐのには、とても便利なのかも知れません。少しだけコントラストを上げていますが、周辺の街明かりの明るいこと。田舎の中の田舎なんですが、水銀灯の明るさは異様です。電気のなかった頃には、暗黒の地上だったはずです。江戸時代でも、満月の頃には、家の中より外の方がはるかに明るかったという話もあります。これだけでも、世界は変わってしまったのでしょう……。
ところで、天の川は結構明るいんですが、それにも負けず、飛行機のライトはもっと明るいんですね。中央付近の明るい1等星はこと座のベガで、左隅のマイナス1等星は木星です。このレンズは、7.3ミリF4の魚眼レンズです。いちばん安価なものだと思いますが、思った以上に周辺部もくっきりです。本当は中央部に、オブジェを目立つように入れるべきなんでしょうか。昼間なら、もっと面白い使い方があるような気がします。
今夜も曇り空なので、ジャズを聴きながら、画像処理をする予定です。という訳で、小休止します。
データ/ソニーα6000・7.3ミリ魚眼・ISO1600・F4・20秒・2019年8月21日20時頃
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