カシオペヤ座の散光星雲281
このところ珍しく、いい天気が続いています。3,4日、少しは薄い雲が出ていますが、何とか星空を観察できます。昨日は、とてもすっきりした夜空で、年に数回しかないような、透明度のよい夜空でした。今夜もそんな感じで、ブログをUPした後に、星見の予定です。
写真は、カシオペヤ座の散光星雲です。カタログ番号は、NGC281です。200ミリ望遠レンズで撮影して、トリミングしています。カシオペヤ座周辺は、秋の天の川が流れているので、結構星が密集しているところです。いくつかの明るい星を頼りに、カメラの液晶画面でたどりながら、星図とにらめっこしながら、おおよその場所を見つけます。慣れると、面白いように、その場所に行きつきます。これがとても楽しいので、短い望遠レンズの時は、いつもそんな感じで探しています。自動導入よりも満足感があって、星見を楽しめるんですね。
ところで、この散光星雲は、カシオペヤ座のα星のすぐ近くにあって、双眼鏡でも小さな光という感じで確認できます。カシオペヤ座の周辺には散光星雲が多くて、双眼鏡で眺めると、あちこちにそんな光を発見できます。白っぽい光ですが、散光星雲かな?、と思わせる光の雲です。この星雲の中央下部分をよく見ると、横に黒い切れ目があります。暗黒星雲が走っているようです。でも口径が小さいので、はっきりと確認できません。次回は、もう少し大きな口径の望遠鏡で挑戦してみます。いつものことですが……課題ばかりが増えていくんですね……。
この夜、我が家の裏庭で撮影中に、アナグマ2匹が庭を走る回るのを見つけました。兄弟のような感じで、懐中電灯で照らしても、はしゃいだり、追っかけたりしながら遊んでいました。いやいや、さすが薩摩半島の田舎です。野生動物公園のようで、自然がいっぱいです。という訳で、裏庭に出て、星を眺めてみます。その後の、YEBISUビールを楽しみにして……。
データ/ビクセンGP2・ボーグ55FL・EOS60D(改造)・ISO1600・80秒・2019年10月30日21時40分
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