古代エチオピア王家の物語
薩摩半島も、やっと冬らしくなりました。朝晩は結構寒いような感じですが、といっても、自分にとっては晩だけですが、天気予報によると真冬の寒さだそうです。なぜ晩だけかと言うと、朝は熟睡しているので全く気が付きません。朝は9時起きなんで、一番寒い時は夢の中です。睡眠時間が9時間半から10時間近くなので、寝ているというより、死んでいるような感じの睡眠です。神戸の友達からは昆虫、って言われていました。そう考えれば、昔からそんな記憶がありました……。まあ、それはそれとして、夜空はまだまだ秋の星空です。暗夜になる夜の7時ごろ、天頂付近にはペガススが昇ります。秋の星空は、古代エチオピア王家の物語なんですね。
写真は、ケフェウス座、カシオペヤ座、アンドロメダ座、ペガスス座、ペルセウス座などです。右やや下方向が天の北極です。古代エチオピア国王、王妃、王女、王女を助けたギリシャの勇者、天馬、そして写真には写っていませんが、王女を狙う化けくじらです。一連の物語は、ギリシャ神話の中のエチオピア物語そのものです。とても正確に、星座にしている感じです。星座の形もそれらしく作られているから、これまた不思議です。ペガススの胴体を岩場にして、アンドロメダ姫が繋がれている様子や、剣を抜いて戦おうとする勇者ペルセウスの姿がとてもリアルです。おまけに、ペルセウスの左手には退治した魔女メデューサの首を引っさげています。そのメデューサの目のあたりにあるのが変光星アルゴルです。周期3日ほどで、明るくなったり暗くなったりする星です。アルゴルという名は、アラビア語で悪魔の星という意味です。その当時、明るさが変わるのがとても不気味だったのでしょう。化けくじらというのは、インド洋にいたクジラのようです。このことから、古代エチオピア王国は、インド洋に面していた大国だったのかも知れません。そういう訳で、推測の域を出ないのですが、神話や星座もいろいろと教えてくれます。
写真にはくじら座の姿はありませんが、古代エチオピア王国の物語を、秋の夜空は見せてくれます。ペルセウスとアンドロメダ姫は結婚するのですが、その披露宴でまた戦いが起こります。このとき、ペルセウスはかのメデューサの首を使って戦うんですね……。とても面白い物語で、映画にでもすればいいような……、そんな感想です。という訳で、今夜は、古代エチオピア王国にインスタントコーヒーで乾杯します、です。
データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリF2.8・EOSM3・ISO1600・F4・30秒・2019年10月31日21時30分頃
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