12月26日部分日食
今日12月26日(木)の部分日食を撮影しました。鹿児島の薩摩半島で記録した、隠される部分がそれほどでもない部分日食の写真です。鹿児島市で、最大食分0.386ということだそうですが、時刻的に50分ほど早めだったので、食分0.2ほどでしょうか。この食分というのは、面積比ではなく直径比になっているので、気持ちだけの部分日食というイメージです。本当は、もう少し粘ってみるつもりだったのですが、2度目の雨が激しくなってきたので、あわてて引き上げです。2時間ほどの時間の内、何とか雲の合間から食の様子が垣間見えたのが、7,8回で、合計時間が40秒ほどだった感じです。何となく、心残りのロケでした。
裏庭に機材を出して、雲の様子をうかがいながら準備をしたのですが、とても大変でした。およその北極星の方向・高度を設定して、何とか最初に太陽の導入と撮影の設定をしました。次のチャンスに、ピント確認。ここまで1時間かかりました。とても能率の悪い作業でした。もう少し短めのレンズにすればよかったかな、そんな思いでした。それからが大変です。見え隠れする太陽を追いながら、フレミングをしながら、撮影をするのは至難の業です。その内、雨が降ってきて、一時休止。雨がやんでから、また同じことの繰り返しですが、赤道儀が太陽を正確に追尾していないので、微調整ばかりでした。そんなことを何回かしているうちに、本格的な雨になりそうだったので、即座に完了・引き上げです。撮影のコマ数は、7コマだけでした。こんなロケもあるんですね……。今年の天気を総括するような、そんな時間でした。大した望みはありませんが、2時間の内、10分ほどは眺めてみたかったんですが……。
イマイチ、満足度が少ないんですが、またの機会があることを願って、いいことにします。という訳で、今夜はYEBUSUで乾杯しましょう。
データ/ビクセンGP2・ビクセンED80sf・1.6倍バローレンズ・EOSM5・月面用減光フィルター3枚使用・ISO100・4000分の1秒・2019年12月26日14時35分27秒
| 固定リンク
「趣味」カテゴリの記事
- おおぐま座の系外銀河M101(2023.06.08)
- 月面 中央クレーター列(2023.06.01)
- かみのけ座のNGC4565(2023.05.24)
- 我が家の裏庭から見た西空(2023.05.18)
- かみのけ座のメロッテ111(2023.05.11)
コメント