おうし座のヒヤデス星団
2020年が始まりました。珍しく1日元旦と2日が晴天に恵まれて、穏やかな天気でした。太陽が出て、日差しがあったのも、このところの曇天を考えれば、少々驚きでした。元旦の夜も晴天で、雲の流れを気にせずにロケできました。ガイド撮影するなんて、2,3カ月ぶりのような感じです。それにしても、去年は天候異変で、晴天の日がとても少なかったような気がします。盆明けから梅雨のような天気で、12月まで異常に曇り空の多かったことか……。今年は、贅沢は言いませんが、週に2日ほどはさわやかな青空を見せて欲しいものです。これが、ただひとつの年頭のお願いです。
写真は、おうし座の散開星団ヒヤデスです。上方やや左方向が、天の北極です。下の隅に明るく輝く星が、1等星アルデバランです。やや黄色っぽく映っていますが、もう少し赤っぽいのかも知れません。このアルデバランの後方のあるのが、散開星団ヒヤデスです。横向きのV字型に並んでいます。日本では、昔から釣鐘星などと呼ばれていたそうですが、詳しいことは知りません。ヨーロッパでは、馬ずらとか馬の横顔なんて呼ばれていたそうです。そう考えれば、釣鐘か馬の顔に見えないこともありませんが……。このヒヤデス星団ですが、双眼鏡で眺めると20個ほどの星が確認できますが、肉眼ではよく見えても3,4個かな、と思います。ということは、今の時代、昔と比べて夜空が異様に明るくなったということでしょう、間違いなく……、そして現代人の視力低下でしょう、間違いなく……。
このヒヤデス星団のすぐ北西側にスバルも見えます。冬の星空は明るい星が多く、賑やかです。低倍率の双眼鏡があれば、とてもいい眺めです。まあ、そういう訳で、今年も「星空に遊ぶ」ことにします。
データ/ケンコースカイメモS・タムロン180ミリF3.5マクロ・EOSM5・ISO800・f4.5・30秒・ソフトフィルター使用・2019年12月23日21時20分頃
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