ふたご座のM35
薩摩半島も、久し振りに晴れの天気です。今日で三日目ですが、明日の夜も晴れの天気で星々が見えるかも知れません。2月に撮影した写真は、まだ画像処理ができていません。UPした写真は、1月に撮影したコマです。写真の中央に見える星の集団が、散開星団M35です。ふたごの兄弟の西側で輝いているのが、兄のα星カストルです。M35は、彼の足元にある散開星団で、星空の状態が良ければ、何とか肉眼でも見ることができそうです。5等級の明るさだそうで、結構明るい散開星団です。見かけの大きさは、満月大という感じでしょうか……。ふたご座の足元付近は、冬の天の川が流れている領域なので、賑やかなところです。
ところで、写真のM35のすぐ右下あたりに見えるのが、散開星団のNGC2158です。M35よりずーっと小さく見えるのは、遥かに遠いところにあるからです。こういう眺めは、やはり双眼鏡がいちばんです。何千年も昔に出た光ですが、実物を眺めていることなので……迫力満点です。リアリティーや臨場感は、写真は双眼鏡には勝てません。
もう少しで2月も終わりますが、冬の星空を眺めるのは、今が一番良い時節です。夜10時頃になると、冬の星座が天頂付近に昇り、とてもくっきりと見えます。という訳で、冬の天の川を暗黒の我が家の裏庭で眺めてきます、です。
データ/ビクセンGP2・ビクセンED80sf・専用レデューサー・EOS60D(改造)・ISO3200・85秒・2020年1月21日21時49分
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