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2020年3月13日 (金)

冬の星空その3

Blog_20200313200001  このところの新型コロナウィルスの感染拡大で、世界的に不安が広がっているようです。この薩摩半島の田舎の中の田舎の我が生活圏も例外ではありません。車の数も急に少なくなったような感じがします。街中を歩く人も、とても少なくなった(元々少ないのですが……)印象です。おまけに、とても少ない人のほとんどが、マスクをしています。こんな田舎でも、ほとんどのイベントが中止です。最大のイベントである「砂の祭典」も当然のように中止になりました。まあ、仕方ないんでしょうけれど……。そんな中、いちばん賑やかなのは、海岸近くにある県立の海浜公園です。子供連れの家族がサイクリングしている姿です。このところ、非常に多い感じです。キャンプ場もとても多いと聞きました。密集した街中と比べれば、最高度に安全な場所なんでしょうか……。ウイルスの感染拡大が、何とか早く収束して欲しいものです。

 写真は冬の星空のメイン領域です。いちばん賑やかな星座の集まりです。オリオン座だけ星座線を引いていません。そのオリオンの1等星ペテルギウスの暗いこと。2等星の三ツ星とほとんど明るさが同じです。2,3日前に眺めた時は、さらに暗くなっているようでした。右下の1等星リゲルと明るさを争っていたのですが……。さらにもう少し暗くなったとしたら、何か異変が起こっているのかも、です。超新星爆発を起こしているとしたら、昼間でも見えるほどの明るさだそうですが、それを肉眼で見る最初で最後の眺めになるのかも知れません。

 写真には、おおいぬ座、いっかくじゅう座、うさぎ座が見えています。さらに低高度のはと座の一部も確認できます。はと座の南には、全天2番目の明るさのカノープスも、見晴らしのよい所では見えるでしょう。我が家は北緯31度なので、南十字座のγ(ガンマー)星まで、見ることが出来るはずですが、まだ眺めたことはありません。星々の中で、おおいぬ座のシリウスの明るさは特別です。星座の形もはっきり確認できます。うさぎ座も耳が二つあって、それらしく見えます。それらの星座に比べると、いっかくじゅう座の暗いこと……肉眼で見える星がほとんどありません。ペテルギウスに近いところが一角獣の頭ですが、その頭の中に有名なバラ星雲があります。とても美しい散光星雲です。またの機会にUPするつもりです。

 という訳で、YEBISUビールで小休止します。

データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリ・EOSM5・ISO1600・f3.5・25秒・ソフトフィルター使用・2020年2月27日20時13分

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