冬のダイヤモンド
桜が咲き始めたら南風が吹いて暖かくなるのですが、この4月はどういう訳かヒンヤリとした日が続いています。天気予報では、4月いっぱいは低温の予報です。暖冬だったから、暖かくなるのも遅いのかも知れません。昨年からの天候異変が今も続いているような感じもします。おまけに新型コロナウィルスの感染拡大で、ここ薩摩半島でも、街の雰囲気がいつもと違います。車も少ないし、人の姿もあまり見かけなくなりました。世界中が今新型コロナウィルスにかき回されているのですが、これがもっともっと長引けば、戦後の時代の一大事になるのかも、です。何とか早く収まって欲しいものです。
ところで、写真は3月に撮影した冬の星々です。流れる雲を避けながら撮った冬のダイヤモンドです。22時を過ぎると、冬の星々は東シナ海に沈んでしまいます。もう少し時刻が早ければ、少し西側に金星が輝いていたはずです。この写真に写っているペテルギウスの明るさは、間違いなく2等級の明るさでは、と思います。1等星のリゲルよりもずーっと暗い星になっています。いまだに減光しているような気がします。まあ、それにしても、明るい星の多いことです。冬の星よサヨナラ、なんていう場面です。また次の冬になれば会えるのですが、観る側が生きていればの話……ですが。
東の空には春の星々が昇って来てはいるのですが、鹿児島湾(錦江湾)周辺の街明かりや加世田市内の街灯の明るさなんでしょうか、東の空がほんのりと明るく見えます。これも公害のひとつである光害です。星見をする人にとっては、結構大きな問題なんですが……。という訳で、東の空を眺めるのは、およそ1か月半ほど遅くなりますが、またゆっくり春の星座を眺めてみます。
という訳で、小休止して、夜の裏庭散歩です。
データ/ビクセンGP2・トキナー11~20ミリF2.8・EOSKissX8i・ISO1600・f4・25秒・ソフトフィルター使用・2020年3月20日21時
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