月齢2.4の地球照
5月25日の月曜日、三日月の地球照を撮影しました。今まで撮影した中で、一番細い月です。本当は、この日は月ではなく、ケンタウルス座のオメガ星団を撮影する予定でした。20時前から、のんびり裏庭に機材を出して、撮影の段取りをしていました。まだ空は薄明で、結構透き通った大気でした。西空を眺めた時、三日月が西側の森というか低い丘に沈みかけていました。わっわっ……わっおー……なんてよく分からないことを言いながら、突然感性が目覚めてきました。慌てて望遠鏡を三日月に向けて、設定をしてピントを合わせて撮影したコマです。見ているときは、松の枝に引っかかっていなかったのですが、1,2分経つとこんな感じです。昇るときと沈む時は、太陽も月もとても速く移動していきます。まあ、松の樹に接触した方がいいかも、なんて自分で納得しました。露出オーバーにしていたので、松の枝がシルエットらしくなって、いい感じかも、です。地球照の迫力は、すごいんですね。感心しています。地球から反射した光だけですが、38万キロも離れているのに、とても明るい印象です。
ところで、肝心のオメガ星団の撮影は、失敗しました。いつもの撮影場所と違うポイントだったので、高度を勘違いしていたようです。オメガ星団は肉眼でも見えたのですが、撮影したコマには電線が入っていました。昼間のロケハンが、不十分だったようです。やはり、いつものポイントが最適かも、です。これから月は満月に向かうし、梅雨空になるので、今年は無理な感じもしますが……。結局この日は、2時間かけて、地球照を撮影しただけでした。
という訳で、コーヒーブレイクでーす。
データ/ビクセンGP2・ビクセン80sf・EOSKissX8i・ISO800・2.4秒・2020年5月25日20時26分・我が家の裏庭にて