しし座周辺
写真は、春の代表的な星座しし座とその周辺部です。春の星空で見える1等星は、日本では3個しかありません。ちょって寂しい気もしますが、その中でも結構立つ1等星がしし座にはあります。それが、α星レグルスです。それほど明るくはないのですが、周りに明るい星がないので、とても目立つ感じの輝きです。このしし座は、ライオンの姿に見えるように、とてもうまく星座線で結ばれています。その胸のあたりというか、心臓の近くにレグルスがあります。β星は尻尾のあたりにあるデネボラです。デネボラは2等星ですが、結構明るく見えます。しし座は、ちょうど5月の中旬の夜8時前、暗くなった頃に南中します。このしし座は、黄道付近を移動するので、見上げるのにちょうどいい感じの角度です。
前回UPしたしし座の系外銀河M65,M66は、しし座の後ろ足のつけ根あたりにあります。春の星空は星が密集していないので、遥か遠い系外銀河をたくさん確認することが出来ます。隣のおとめ座やかみのけ座、さらにおおぐま座あたりにも、系外銀河の集団がたくさんあります。そういう意味では、とても魅力的な領域なんでしょう……。口径の小さな望遠鏡では、銀河の姿をとらえることはとても難しいですね。それでも、まあ苦労しながらでも、少しは挑戦できそうな気もします。
ところで、写真の左上あたりに散開星団M(メロッテ)111も見えます。とても魅力的な、星の集団です。ワーオー、コワー……という感じで、今、これを書いている途中、雷が連続的に発生しています。雷警報は出ていないんでしょうが、今年初めての、少々怖い感じの雷のようで……。というか、PCの心配をしながら、休み休みに書いています。またまた、昼間のような明るさの連続的な稲光で、怖いので、ちょっと小休止します、です。
データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリ・EOSM3・ISO1600・f4・30秒・ソフトフィルター使用・2020年4月16日21時頃
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