満月の月の出
昨夜は、隣の町大浦町の干拓地に撮影に行きました。その前に、昼過ぎにロケハンしてきました。広々とした水田が山際まで広がっていて、水田には適度の量の水もあり、何とか絵になる感じでした。が……。しかし撮影した画像を見ると、イマイチな印象です。昼間に観た感じと、夜の写真の雰囲気がなんとなく違うイメージです。どうしてなのか……それを、次の日の今まで考えていた訳ですが、少しだけ理由がわかってきました。
左の写真が、月の出の風景です。大浦町に住んでいる知人Kさんが「大浦の干拓地の水田が、昇った月の光でとてもきれいですよ。是非撮ってください」と情報提供してもらったものだから、それでは、ということで撮影をスケジュールに入れました。満月の時刻は、5月7日の19時45分ということで、ほとんど満月の状態で昇ってきました。撮影時刻が20時過ぎなので、わずかに満月過ぎという状態なんでしょうか……。昼間眺めた時は、青空が広がっていて、くっきりした遠景でした。水面にも空の雰囲気がよく出ていたのですが……。夜の現場で眺めた時、何となく違った様子でした。こういうロケ現場は、たくさん経験しているので、まあ、なんとかなるか、なんて……そんな感じで撮影しました。その現場のどこが違っていたかというと、昼間と違って風が結構吹いていたことです。少々寒いぐらいで、持ってきたウインドブレーカーをひっかけました。車の陰に隠れないと、風呂上がりなのでとても寒いんですね。撮影中、一つだけハプニングがありました。リモートコントローラー(ワイヤレススイッチ)を水田に落としてしまいました。やば!!!、と思いながら、懐中電灯であちこち水田を照らしてやっと見つけました。その時、水田の水がとても濁っていて、探すのに少しだけ苦労しました。
話がもとに戻るんですが、本当は、適度に水がある水田地帯全体が空の光を反射してオレンジ色風に輝いている予想でした。写真で見る限り、そんな雰囲気はありません。月光の輝く空を、水面が反射していない写真です。それで分かったのですが、問題はその夜の風でした。風が結構吹いていたので、水が濁ってしまい(水の深さは5センチ以下だった)、月光を反射できなかった、ということでしょう……。濁った水の中に手を入れて探したから分かったことです。透明に近かったら、水面は空の色をきれいに反射できたはずです。
ということで、自分なりに納得・理解しました。まあ、これもいい写真で、思い出のワンカットになりました。深く考えなかったので、ひとつ勉強になりました。そのうちに、再度挑戦してみます。という訳で、コーヒーブレイクです。
データ/EOSKissX8i・11~20ミリF2.8・ISO800・絞りオート・f4・2.8秒・2020年5月7日20時20頃
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