おおぐま座周辺
九州南部が梅雨入りして、ちょうど2週間ですが、予想通り梅雨空で、まともな星空は見ていません。どしゃ降りまではいかないのですが、梅雨らしい天気で、ムシムシの毎日です。汗かき人間には、とても大変な時期です。これから一週間は雨の予報で、当分は星空は望めません。
写真は、春真っ盛りの北の空です。春の代表的な星座おおぐま座とその周辺です。北斗七星がちょうど北極星の真上です。北極星は画面の下で見えていませんが、2等星なので結構明るい輝きです。おおぐま座は暗い星が多いので、肉眼ではっきり見えるのは北斗七星の7個の星だけでしょうか……。北斗七星がおおぐまのお尻から尻尾という感じで眺めれば、おおぐまの大きさと位置がわかるのでは、と思います。この北斗七星ですが、7個の星の内、ひとつだけが3等星です。明らかに、3等星はくらいなあ、という感じです。この3等星が見えているときは、夜空の透明度がとてもよい状態です。この星が見えていないと、写真撮影も少々考えてしまいます。おまけに、この3等星がはっきり見えれば、視力は1.2以上はあるようで、視力検査にも使えそうです。
おおぐま座の南(写真上方)には、こじし(子獅子)座、さらにその南にはしし座があります。おおぐま座の西隣は、やまねこ座です。やまねこ座は山猫なんですが、この星座は17世紀に作られたようです。トレミーの48星座には、猫の星座はありません。動物はたくさん星座になっているのですが、猫はなしです。古代の時代は詳しく知りませんが、ギリシャ神話にも猫が登場したという記述もなかったような(?)記憶です。猫は、特別な生き物だったのでしょうか……。また調べてみます。
春の北の夜空は、ちょっぴり寂しいのですが、本当は系外銀河がたくさん見える領域です。毎年ですが、5月後半から梅雨もどきのような天気で、星見もなかなか上手くいきません。まあそういう訳で、梅雨明けをのんびり待つことにします。
データ/ケンコースカイメモS・シグマ11~20ミリF2.8・EOSKissX8i・f4・ISO1600・30秒・ソフトフィルター使用・2020年4月16日21時
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