月齢6.0の月面
6月21日(日曜日)の部分日食は、薩摩半島の南さつま市の自宅からは、ほとんど見ることが出来ませんでした。ただ日食の終わる頃、少しだけ欠けた太陽を日食メガネで確認することはできました。晴れるのがもう少しだけ早ければ、予定通り見えた、と思いますが……残念。何日も前から、裏庭で撮影ポイントや太陽の高度などを確認して、準備万端のはずでした。アストロソーラー観測フィルターも、カメラレンズ用に作成しました。まあ、天気というのはこんなものだから、仕方ありませんが……。思えば、昨年末の12月26日の部分日食も、撮影中に突然雨が降り出して大変でした。まあそれはそれとして、夏至も過ぎて、特別に蒸し暑い日々の始まりです。
画像は、月齢6.0の月面です。二ヶ月程前に撮影した月面です。今月で言えば、明後日の土曜日の月の姿に近い感じがします。撮影した日は、とても大気の状態がよく、くっきりした月面でした。ピント合わせはいつも大変なんですが、ゆらゆら感もなく、まあまあいい感じなのでは、と思います。神酒の海からアルタイの崖(断崖)までの、くっきりした高低差を撮影したかったのですが、こんなものなんでしょうか。アルタイの崖は、高さ1000m(最高3000m)、長さ480㎞の断崖です。撮影時刻がもう少し早ければ、もっと明るく見えたのかも、です。ここから神酒の海、その周辺のクレーター、さらに静かの海までの起伏にとんだ地形は、なかなか見ごたえがあります。双眼装置にアイピースを付けて眺めたら、感動モノです。
ところで、明るい月夜では、星々がなかなか見えてこないので、どうしても月を眺めることになります。それはそれで結構な楽しみで、とても贅沢な時間になります。明後日27日の月齢5.8の月面を眺めてみます……晴れていればの話ですが。梅雨の真っ只中なので、少々難しいかも、ですね。
という訳で、曇り空ですが、裏庭散歩してきます。
データ/ビクセンGP2・セレストロンC8・専用レデューサー・EOSM3・ISO800・1000分の1秒・2020年4月29日19時35分
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