さそり座のM6,M7
相変わらず、雨が降り続いています。どうしてこんなに降り続くのか、気象庁も困惑しているようです。長く降り続くのが、もう何週間目か、分からなくなりました。梅雨というよりは、雨季といった方がピッタシです。カビの心配をしていたのですが、案の定、50ミリレンズにカビ発生、でした。さんさんと輝く太陽の光が、恋しくなりました。紫外線も、何故か恋しくなります。
写真は、今年初めての天の川です。南南東のとても低い位置なので、くっきり感がイマイチですが……。その天の川の、さそり(さそり座)の尻尾のあたりにある、散開星団M6,M7です。この周辺は星だらけで、探すのに時間がかかりました。露出時間は45秒ほどですが、それだけで、天の川の星々が結構明るく写っています。この二つの散開星団は、肉眼で見えるそうですが、まだ見たことはありません。双眼鏡で眺めると、M6の方は周辺が少し暗いので結構目立つのですが、M7の方は星々の海の中なのでよく観察しないと難しい気もします。ただ、プトレマイオス(トレミー)さんは「さそりの針に続く星雲」と書き残しているそうで……星がたくさん集まっているのが見えるなんて、さすが古代の人は視力がいいですね。
星空はもうすっかり夏になっているはずですが、当分は曇り空で、天の川も見えません。梅雨が終わるのを、気長に待つことにします。という訳で、コーヒーブレイクでーす。
データ/ケンコースカイメモS・100ミリF2.8マクロ・EOSM3・ISO1600・f4・45秒・2020年6月22日22時20分
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