こと座
夏の星座の出番なんですが、7月に入って月面を一度眺めただけで、星空を一度も観ていません。ずーっと天気が悪く、雨の日が続いています。いつになったら星空を眺められるのか、予定が立ちません。7月中は無理なのでは、という感じもします。こんな梅雨も珍しいですね。去年も異常な天気でした。梅雨明けは遅かったし、お盆過ぎから、秋雨前線の影響で曇りのち雨のち曇りの天気が続いて、曇り空のまま短い夏が終わり、秋になりました。ただ、蒸し暑さだけは異常で、とても変な夏でした。今年はどんな夏になるんでしょうか……?
写真は、こと座です。この写真は6月に撮影したものです。北東の空に昇ったところですが、まだ高度が低いために、シャープさはイマイチです。ベガの輝きはすごいんですが、平行四辺形の美しいこと……です。平行四辺形をつくっている北側の星二つは4等級の明るさで、南側の星二つは3等級の明るさです。実際に眺めた感じも写真とほぼ同じです。こと座はとても小さい星座ですが、3500年ほど前から知られている星座で、トレミーの48星座のひとつです。α星ベガは、夏の星々の中では一番明るい0.0等級の恒星です。ベガの隣のε(イプシロン)星は、二重星として有名です。写真を見てもふたつの星に見えますが、さらにそれぞれの星がまた二重星なので、結局は4重星ということで、ダブル・ダブル・スターと呼ばれています。
こと座のような小さな星座は、5,6倍の双眼鏡で眺めると、星座の形がとてもよく分かります。双眼鏡も使いようによっては、結構楽しめる道具です。本当は3,4倍の低倍率の双眼鏡があればいいのですが、なかなか適当なものがないんですね。もっと利用してもいいような道具ですが、でも今は、遠くを眺めて遊ぶなんて……そんな時代ではないような気もします……。
という訳で、今夜は涼しいので、常温のYEBISUで乾杯です。
データ/ケンコースカイメモS・タムロン90ミリマクロ2.8・ソニーα6000・ISO1600・f4・25秒・ソフトフィルター使用・2020年6月23日21時50分
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