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2020年7月23日 (木)

ネオワイズ彗星 7月21日

Blog_20200723193901  7月21日(火)に、ネオワイズ彗星を撮影しました。彗星を肉眼で観たのも、これが初めてで、感動モノでした。肉眼で眺めるのも、これが最初で最後かも、という想いでした。このネオワイズ彗星は5月ごろから気になっていたのですが、梅雨が終わらない中、久し振りに晴れた日の夜(新月の夜)に、近くの干拓地でロケでした。この干拓地というのは、自宅から車で1分。同じ集落なのですが、農作業小屋と畑作地だけなので明かりが全くありません。観望や撮影には最適な場所なのですが、足元さえ見えない暗さなので、移動するのも結構気を使います。おまけに、イノシシに遭遇するかも……ということで、聴覚だけは野生モードです。

 夜8時前から準備して、1時間半ほど観望・撮影をしました。その中の一コマが左の写真です。日没後30分ほどで彗星は見え始めていましたが、星々が明るく見え始めた21時頃の撮影です。実際に見えた感じも、この写真と同じ雰囲気でした。写真中央の上部には、北斗七星の一部も見えています。彗星の光度は2.9等級ということだったのですが、もっと明るく見えた感じです。少しだけコントラストをつけていますが、真っ暗な東シナ海をバックにするとこんな感じで、星々がより明るく見えるようです。写真の右下の明かりは、ちょうど北方向の薩摩半島最北部のいちき串木野市の、市来(右)の街明かりと串木野(左)の街明かりだと思います。35キロ程離れていますが、街の明かりは結構明るいんですね。その他の地上の明かりは見えません。東シナ海では定期航路もなく、漁船の明かりもありません。

 ほとんど快晴の星空の下、とても楽しいロケーションでした。本当は天の川も撮影しようと思っていたのですが、最適なポイントを探すなら、車の入れない真っ暗な堤防道路を何百メートルも歩かなければならないので、またの機会にしました。という訳で、久し振りに、香るエールで乾杯でーす。

データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリF2.8・EOSKissX8i・20ミリf4・ISO1600・30秒・2020年7月21日21時10分

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