真夏の天の川
真夏も真夏で、猛暑も猛暑で、焼けつくような毎日です。おまけに日が沈んでも、ほとんど暑さが変わらない毎日です。夜はほとんど雲もなく晴天なんですが、ちょっと星を眺めるだけで汗が出てきます。そんな中の撮影でした。今年の天の川は、とても賑やかです。いて座近くには、明るい木星と土星がくっついて並んでいます。とても珍しいのかも、です。写真左方向が北です。はくちょう座のデネブ付近には、少し雲がかかって明るくなっています。南の空はくっきりと晴れ渡っていて、星々の海が繋がっています。特別な場所に行かなくても、裏庭に出れば天の川が見える、それが田舎のいい所です。以前住んでいた神戸では、天の川はもちろん、明るい星さえ見えませんでした。
星空の撮影は、とても簡単です。この時も、三脚にカメラを固定して、数コマ撮影しただけです。拡大して見ると、星が数コマ分の数分だけ移動しているのが分かります。超広角レンズなので、星の流れはほとんど目立ちません。こういう撮り方もあるし、ちゃんと赤道儀に乗せて追尾しながら撮ることもあります。使い方で選びますが、まあ、どちらも割と簡単です。それでも、こんな暑い夜に撮影する時は、冷たい飲み物が必要です。夜でも、熱中症の心配もありますので……。
8月のお盆を過ぎた夜10時頃には、さそり座やへびつかい座などは、子午線を遥かに超えて西の空に傾きかけています。星空を眺めていると季節の移り変わりがよく分かります。夜空は秋の空になり始めています。はくちょう座の後ろには、秋の星座ペガススが昇っているはずです。という訳で、今夜も暑い中、星々の海を眺めてみます。
データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリF2.8・EOSKissX8i・ISO1600・f3.5・20秒・ソフトフィルター使用・2020年8月12日21時40分
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