こと座のM57
さっきまで、雷雨がありました。久し振りというか、珍しく激しいい雷と雨が降ってきました。PCを立ち上げていたのですが、すぐ近くまで雷鳴が響くので、小休止していました。やはり雷も怖いものです。この3週間は、灼熱地獄とは言いませんが、灼熱の日々でした。この暑さは、来週も続くようです。冬の寒さが恋しくなります。早く涼しくなって欲しいものですね。
写真は、こと座の惑星状星雲M57です。別名をリング星雲とか、ドーナツ星雲などと呼ばれていて、とても人気のある星雲です。何年か前に撮影しましたが、明るいコバルトブルーが美しい星雲です。本当は、改造ボディーで撮影した方が、赤い色合いが出てリアルになるのかも知れません。ただ、視直径がとても小さく、楕円形の長辺がたったの2分(30分の1度)ほどです。焦点距離2000ミリの望遠鏡で撮影して、それを20倍ほど拡大しているのが、左の画像です。このM57は、恒星が最期を迎えて大爆発の後、周辺部が周りに吹っ飛んでいった後の名残だそうです。中心部にある星は、もとの恒星の中心核では、と思います。この中心核は、白色矮星と呼ばれていて、太陽もこのような最期を迎えるそうです。その時は、すべての惑星も小惑星も全部宇宙空間に吹き飛ばされるのでしょうか……ねえ……人間がいれば人間も……。
8月の下旬の今頃、夜の11時頃になると天の川がちょうど天頂を横切っていきます。晴れていれば、その迫力ある姿を眺めることが出来ます。地上に横たわって、のんびり星空を眺めたいのですが、今はまだ熱帯夜なので、もう少し様子見しているところです。
そういう訳で、雨の止んだ裏庭を散歩してきます。さっき裏庭の高い樹木の上で、ヌエの鳴き声がしたようで……、少し気味が悪いのですが……。
データ/ビクセンSX2・セレストロンC8・専用レデューサー・EOSM3・ISO3200・30秒・20コマ合成・2020年8月12日20時30分
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