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2020年9月17日 (木)

こぐま座

Blog_20200917190101  こぐま座というと、本当は春の星座なんでしょうけれど、春の盛りより夏の方が見やすいような気がします。日本では一年中観察できると書かれていますが、我が家の裏庭では、春は樹木が邪魔して見えません。いちばんよく見えるのは7月の後半から8月ごろです。北極星の上方に見えるので、眺めるのには一番楽です。南のさそり座から北極星の方向に視線を移すと、ちょうどこぐま座に行きつきます。そう考えると、夏の星座にしてもいいのでは……そんな想いです。

 写真が、こぐま座です。トレミーの48星座のひとつで、紀元前1300年頃にはもう知られていた星座のようです。右寄り中ほどの明るい星が北極星(ポラリス)です。その北極星から左カーブで4個の星が並び、北斗七星の形とそっくりで(ひしゃくの柄の曲がり具合は全く逆ですが)、子熊が親熊を追いかけて天上を回っている姿です。親熊は、地平線に沈みかけているので全景は見えませんが、まあ、何というか、うまく考えてものです。古代の人々の豊かな想像力には、いつも感心しています……。これは4日前の夜9時過ぎに撮影した、こぐま座の位置です。我が家の裏庭では、夏の星座になっています。

 左上方のいくつかの明るい星は、りゅう座の星々です。もう少し見晴らしのよいポイントで、りゅう座やおおぐま座、ケフェウス座、カシオペア座、きりん座などを超ワイドレンズで撮影してきます。北の空は特別に明るい星が少ないのですが、それなりに楽しめる感じもします。

 という訳で、今夜も近くでヌエが鳴いているのですが、真っ暗な裏庭の様子をちょっとだけ、アイスコーヒーを飲みながら見てきます。

データ/ケンコースカイメモS・シグマ30ミリF1.4・EOSKissX8i・ISO1600・f3.2・20秒・ソフトフィルター使用・3コマ合成・2020年9月13日21時10分

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