« ケフェウス座の散光星雲IC1396   | トップページ | ペガススの四辺形周辺 »

2020年10月22日 (木)

月齢9.0のコペルニクス

90blog  コペルニクスクレーターの夜明けを撮影したかったのですが、10時間ほど遅かったのかな、という感じです。クレーターを囲む山の影がどうなっているか、その様子を見たかったのですが、なかなか難しいものですね。コペルニクスクレーターは、月面では一番目立つクレーターです。双眼鏡で眺めても、とても素敵なというか、堂々としたクレーターです。とても小さく見えますが、実際は直径96km、外輪の山は高さ3500m以上あるそうで、イメージがついていきません。中央に小山がありますが、これは中央丘と呼ばれていて、大きなクレーターほど中央丘が多いそうです。写真でも二つは確認できますが、本当はもう一つ小さな丘があります。見えている中央丘の高さは1000m以上だそうで、これまたイメージがついていきません。このクレーターの中に立って周りを眺めたら、どんな風景なのか……それが知りたいというか、見たいのですが……。

 コペルニクスクレーターの北側には、雨の海が広がっています。月面で発光現象が多数確認されたのは、この海だったと記憶していますが……。この海の周辺には、アルキメデスやプラトーなんていう有名なクレーターもあります。それぞれ孤立したクレーターなので、とても観察しやすいですね。カメラをアイピースに替えて眺めると、全く違った楽しみ方が出来ます。撮影するよりもはるかにリアルで、神秘的な世界を垣間見ることが出来ます。時間があるときは、双眼装置を使って月面を眺めるのですが、宇宙船から眺めている感じ(想像ですが)で、ワクワク感は最高です。

 11月には、月齢8.9という月夜があるので、再度コペルニクスクレーターを眺めてみます。という訳で、今夜は、〈香るエール〉で乾杯しまーす。

データ/ビクセンGP2・8インチシュミカセ・専用レデューサー使用・EOSM3・ISO400・800分の1・2020年8月28日20時10分

|

« ケフェウス座の散光星雲IC1396   | トップページ | ペガススの四辺形周辺 »

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ケフェウス座の散光星雲IC1396   | トップページ | ペガススの四辺形周辺 »