ペルセウス座のメロッテ20
もう季節は冬になっているのでしょうが、秋の星座を眺めるには今頃がいちばん適しているのでは、と思います。夜の9時、10時頃になると、ペガススの四辺形が天頂付近に昇り、北の空のカシオペヤ座やペルセウス座も空高く(と言っても、60度程度ですが)昇り、とても眺めやすい高さです。薩摩半島の南西部の我が家から眺めると、東方向の夜空は鹿児島市や錦江湾の街明かりの影響で夜空の暗さはイマイチです。そういう訳で、東の夜空はこの間ずーっと遠慮しています。我が家は田舎の田舎なのですが、街明かりは想像以上にスゴイっていう感じがします。星見人間にとっては、少々残念なのですが……。
写真は、ペルセウス座の散開星団メロッテ20です。中央やや右上の明るい星が、α星ミルファクです。この星の周りに青白い星がたくさん見えます。このα星の周辺なので、別名アルファ星団とも呼ばれています。ちょうど双眼鏡で眺めた感じの雰囲気です。少しだけアップし過ぎなのかな、という感じもします。ペルスウス座には、他にメシエ番号のついた散開星団があります。でも、この散開星団はメシエカタログには入っていません。地球からの距離が600光年ほどなので、とても近いところにあるようです。このメロッテ20は、肉眼でもぼんやりと位置を確認できます。結構明るいので、双眼鏡を向けるのもとても楽です。双眼鏡で眺めると、青白い星々が浮かぶ宇宙の空はとても神秘的です。臨場感もリアリティーも最高で、とてもいい眺めです。
ところで、冬の星座も昇り始めていますが、空高くスバルも見えます。このスバルも散開星団で、青白い星々の輝きはとても明るく、迫力満点です。次は、毎年のことですがスバルを撮影してみます。という訳で、月明かりの裏庭を散歩してきます。今夜もアナグマ兄弟が遊んでいるかも、です。
データ/ケンコースカイメモS・タムロン180ミリF3.5・EOSM5・ISO1600・f4・20秒・ソフトフィルター使用・2020年11月4日20時58分
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