カシオペヤ座の散光星雲
写真は、カシオペヤ座の散光星雲IC1805とIC1848です。右(西側)がIC1805で、ハート星雲という愛称で呼ばれています。まあ確かに横になったハートという感じです。左(東側)がIC1848で、胎児星雲と呼ばれている散光星雲です。そういえばそんな感じもします。頭が左側で、上を向いた胎児のような……、小さな右手も見えているのかな……、おまけに尻尾までついているような……、そんな印象です。誰が愛称を付けたのか知りませんが、正解です。この周辺は、秋の天の川が流れているところで、背景の星々の密度もやや多めです。この赤っぽい光は水素ガスが発光している特殊なもので、残念ながら肉眼では見えません。この姿が望遠鏡で見えたら、とても衝撃的で、迫力満点の眺めでは、と思います。この写真を眺めるだけで、途方もない宇宙の神秘を感じます。
このところ毎日雲が多くて、雲の切れ間から月を眺めている感じです。もうすっかり冬になっているのですが、薩摩半島はまだまだ暖かさが残っています。12月初めですが、暖房は今のところ使っていません。夜が更けても、しんしんと冷えるでもなく、夜の散歩も気楽です。週末から月の出が遅くなるので、本格的に冬の星々を眺めるつもりです。冬の大三角も昇り、明るいシリウスも輝いています。ぎょしゃ座、おうし座、オリオン座、ふたご座など次から次に冬の星座が姿を見せています。何故か懐かしいオリオンの三つ星も昇ってきました。スバルは、とっくに東の空高く……です。冬の星座を毎年のことながら楽しみにしているのですが、天気だけが気にかかります。
もう秋ではないので、2,3日前から夜は常温のYEBISUビールにしています。という訳で、裏庭のアナグマを観察してきます。
データ/ビクセンGP2・ボーグ55FL(専用レデューサー使用)・EOS60D(改造)・ISO1600・120秒・2020年11月17日22時・我が家の裏庭
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