おうし座のヒヤデス星団
今週は夕暮れ空に木星と土星が最接近して、とても珍しい眺めだったのですが、地平線近くを非常に度々雲が流れて、撮影するほどの時間はありませんでした。流れる雲の合間に、肉眼と双眼鏡で眺めるのがやっとでした。まあ、天気のことだから仕方ありませんが……
ところで、やっと冬らしくなって、夜空は冬空になりました。明るい星々が次々に昇ってきて、とても賑やかになりつつあります。写真は、おうし座のヒヤデス星団です。写真の外側にもう少し広がっているのですが、焦点距離を少し間違えて、少々UPし過ぎです。200ミリ程度が良かったのですが、300ミリを超えてせまっ苦しい写真になりました。散開星団というのは、青白い光が多いのですが、このヒヤデス星団もその感じです。写真下の黄色っぽい明るい星は、おうし座のα星アルデバランです。偶然同じ方向に見えていますが、距離は100光年ほどアルデバランの方が地球に近いようです。双眼鏡で眺めると、写真のような雰囲気になるのかも、です。視野いっぱいに星が広がって、とても素敵な眺めです。20個から25個ほどが確認できそうですが、本当はもっとたくさんの星の集まりのようです。日本では、つりがね星と呼ばれていたそうですが、少々右に傾いていますが釣鐘の形に見えないことはありません。肉眼で明るい星が5,6個見えるという人は、視力が非常に良い人だと思います。昔の人は、視力がとてもよかったのですね……間違いなく。
今夜は夜中からすっきり晴れてくるらしいのですが、明日から2,3日はヒンヤリヒンヤリの天気だそうです。そして、年末年始は強い寒気が入り込むそうで、この薩摩半島もチラチラと雪が舞うかも、です。今年も残り1週間で、新型コロナの年も終わりますが、来年は何とか収まって欲しいものです。という訳で、月を眺めてきます(東の空にシリウスも昇って来たようで、月も見えているのでしょう……多分)……。
データ/ケンコースカイメモS・ボーグFL55・専用レデューサー・EOS KissX8i・ISO1600・15~20秒・10コマ合成・2020年12月6日21時
| 固定リンク
「趣味」カテゴリの記事
- いて座の中心部付近(2024.09.06)
- 月面ヒッパルコス・クレーター周辺(2024.09.01)
- いて座の散光星雲M17(2024.08.22)
- アルタイルといるか座・や座周辺(2024.08.15)
- こぎつね座のコートハンガーCr399(2024.08.08)
コメント