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2021年1月15日 (金)

オリオン星雲周辺

Blog_20210115132501  昨年の12月から正月明けの今日まで、星空が見えたのはわずか5日ほどでした。こんなに曇り空が続くのも珍しい感じです。寒波の襲来もあって、9日には薩摩半島の我が家でも5cmの積雪でした。3年に1回ぐらいですが、まあ珍しい出来事でした。裏庭一面雪が積もって、風景が変わりました。いつものことながら、雪ダルマ造りです。高さ1.2mほどの雪ダルマでしたが、何となくそれらしく見えました。その雪ダルマは、2日後の夕方までわずかに形を留めていました。寒波の影響で、低温の日々だったようです。テレビの情報だと、日本海側は大雪で、3メートル近く積もったところもあるようで、とても大変だったようです。想像も出来ません。雪深い所では、雪ダルマなんて造らないんでしょうねえ……。

 ところで、写真は12月に撮影したオリオン座のオリオン星雲周辺です。写真左方向が天の北極方向です。南の明るい赤い光が、オリオン星雲M42です。肉眼でもはっきり見えるので、大昔から有名だったそうです。散光星雲の赤い光は肉眼では見えないのですが、中央の異常な輝きが雲のようにややぼんやりと見えるはずです。オリオン星雲のすぐ近くに、北と南に光が見えます。双眼鏡で眺めると、3つの光が見えるので、小三ツ星と呼ばれているようです。オリオン座の2等星の三ツ星は写真左端ですが、2つまでが写っています。こちらの方は、大三ツ星と呼ぶのでしょうか……。左隅には、(うっすらと見える)馬頭星雲と呼ばれている暗黒星雲もあり、激しく燃える樹もあって、とても賑やかな領域です。オリオン座は冬の星座の代表的なもので、明るい星が多く、形が分かりやすいので、人気ナンバーワンだと思います。今、冬の星座が次々と昇ってきています。おうし座、ぎょしゃ座は天頂近くに昇り、続いてふたご座とこいぬ座、そしておおいぬ座やウサギ座も南東の空に見えます。1等星や2等星の明るい星が多いので、冬はとても見ごたえのある星空です。のんびりと冬の星々と星座を楽しみたい、そんな想いです。

 そういう訳で、一休みして、コーヒーブレイクです。〈追伸〉 BlogのUPはいつも夜なのですが、昼間だと少し感触が違います。手紙や日記を書くようなもので、外は太陽がさんさんで、地上の人間世界のかすかな騒音も聞こえてきます。やはり夜の静けさの方が気分が乗る、そんな感じもします。

データ/ケンコースカイメモS・180ミリF3.5マクロ・EOS60D(改造)・25秒・2020年12月9日21時52分

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