2月の北西の空
2月上旬の夜10時頃の、北西の夜空です。我が家の裏庭から眺めると、西側がいちばん暗い夜空なので、星々が明るく輝く星空になります。写真に写っている松林や竹林のような小高い丘の向こうは東シナ海です。航路もなく漁船の夜の操業もないので、暗黒の海です。真っ暗な海を眺めていると、とても怖い感じがします。人の姿を見ることはなく、野生動物の世界なので、遥か昔の類人猿の野生が目覚めてくるような、そんな心情になります。まあ、貴重な体験になりますが……。
ところで、立春過ぎですが、まだまだ秋の星座が見えました。超広角レンズになるのでしょうか、対角線90度ほどかな、と思います。北極星も入れるとこんな感じですが、さすがに星座自体はとても小さく、星座線を書き入れるのがとても大変でした。この時期でも、まだアンドロメダ銀河も見えています。秋の星座のカシオペヤ座、ペルセウス座やおひつじ座も眺めることが出来ました。東の空には、しし座やおおぐま座が姿を現しているのですが、結構見ごたえのある今頃の星空です。ぎょしゃ座とおうし座は少々欠けていて残念ですが、その代わり、スバルが派手に輝いて、おまけに火星がおひつじ座を進んでいます。とても賑やかな星空で、なかなかいい眺めです。このまま夜明けまで眺めていると、夏の星座のさそり座やいて座が昇ってくるんですね。当たり前のことですが……何故かとても不思議な感じがします。
今夜はどんより曇り空です。夜中過ぎには雨が降り出すのでしょう。この先2,3日は、雨と曇天のようです。そういう時は、画像処理やいろんな雑用をすることにしています。そう言えば、ビクセン赤道儀の極軸望遠鏡レンズにカビが生えていました。拡大して眺める構造なので、すごい迫力のカビでした。まあ、これが最優先の雑用です。真冬でもカビが生えるところなんですね……薩摩半島は……。という訳で、ちょっと休憩しまーす。
データ/トキナー11~20ミリF2.8・EOSM5・ISO1600・f3.5・13秒・ソフトフィルター使用・2021年2月4日22時
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