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2021年3月18日 (木)

いっかくじゅう座のバラ星雲

 Blog_20210318190701 バラ星雲というのは、いっかくじゅう(一角獣)座にある散光星雲です。散光星雲の中心付近には散開星団もあり、とても有名な星雲です。オリオンン座のペテルギウスの東5,6度のところ、一角獣の頭にある二つの4等星が確認できれば、場所はすぐ分かります。それでも長めの鏡筒だと結構位置がずれるので、少しは難しいのかも、です。この撮影は、ボーグ55FL(専用レデューサー使用)で撮影しました。焦点距離はAPS-Cサイズで300ミリ相当なので、結構トリミングしています。トリミングすると情報量が減って、画像としてはイマイチかも知れません。まあそれよりも、大気の状態の方が影響するような気もします。

 この夜は、近くにあるおおいぬ座のカモメ星雲なども撮影したので、とても忙しい時間でした。こんな時は、のんびりする休憩時間を意図的に入れて、座って星を眺めることにしています。そんな時に役立つのが双眼鏡です。バラ星雲周辺は冬の天の川が流れているので、双眼鏡で眺めると星々がとても賑やかです。バラ星雲の中心部の散開星団の3,4個の星も何とか確認できます。散光星雲の赤っぽい輝きが見えないのが、残念ですが……(双眼鏡でも、赤い輝きが少しは見えるそうですが、本当なのでしょうか。暗い夜空の薩摩半島で見えたことはありませんが)……。バラ星雲というのは愛称ですが、いちばんgooな感じです。花びらの重なり具合を何となく想像してしまいます。この呼び名は、世界共通なのでしょうか……。いつも使っている星図のポケットアトラスにも、Rosette Nebula って書いていますので、多分そうなのでしょうねえ。

 ところで、このバラ星雲も、3月の今頃、夜10時頃になると、すっかり西の空に傾いてしまいました。明るい冬の星々が輝く西空の何と賑やかなことか、そんな感じです。桜が咲き、昼間は初夏のような気候で、このところ車は毎日エアコンを使っています。飲み物は、いつの間にかアイスになりました。薩摩半島は、5月から夏です。どんな夏になるのか、少々気になるところです。という訳で、まだまだ常温のビールですが、いつものことながら、ひとりで乾杯します、です。

データ/ビクセンGP2・ボーグ55FL・専用レデューサー使用・Quad BPフィルター使用・EOS60D(改造)・ISO3200・50秒・20コマ合成・2021年2月9日22時10分頃・自宅裏庭

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