夜21時過ぎの青空
写真は、いつも星空を眺めている我が家の裏庭です。先月4月26日の夜、月齢14.0の月が東の空やや高く昇っていました。以前撮影したこともある夜の青空に挑戦しました。と言っても、10分間ほど撮影しただけでしたが、予想通りの澄み切ったきれいな青空になりました。ちょうど真正面が北方向で、北極星も見えています。もう少し空が入っていたら北斗七星も見えているはずです。画面左方向が北西方向ですが、ちょうど沈みかけたぎょしゃ座の1等星カペラも写っています。冬の星座のふたご座やこいぬ座、さらにはペテルギウスも西の空に見えていました。さすが明るい1等星カペラです。ソフトフィルターなしですが、結構はっきり写っています。北極星の左には、きりん座も写っているのでしょうが、4等星以下の暗い星ばかりなので、拡大しないと見えてこないのでは、と思います。
それにしても、とてもクリヤーな青空です。月もくっきりしていたので、薩摩半島では珍しく水蒸気の少ない夜だったのでしょう。左手の小山の向こうには、東シナ海があります。次回は、東シナ海の夜の青空を撮ってみます……いつになるのか分かりませんが。
この我が家の裏庭は、夜は暗黒に近い闇です。ソーラーライトが明るく光っていますが、本当は頼りない夜の明かりです。裏庭は、広さ400平方メートルほどあり、オートキャンプなら4,5組ぐらいは可能かな、と思います。手前にある水道の蛇口は、水道ではなく、井戸水の蛇口です……都市部ではほとんど見かけませんが……。ただ、この庭でひとりテントなら、夜の闇の怖さを少々感じます。それは、今では人間が忘れてしまった遥かな昔の野生の怖さかな……という感じもします。夜には、タヌキやキツネ、アナグマやイタチ、時にはイノシシの活動の場になっています。周辺一帯がほとんど無人という訳ではないのですが、裏庭に近い西に2軒、東に3軒は無人の廃屋になっています。人間がいないというのも、時には寂しいもので……いろいろ考えてしまいます。過疎化が進行する薩摩半島の片田舎は、どこもこういう状態かも知れません。
という訳で、ちょっと休憩。2日前に梅雨入りした薩摩半島なので(?)、今夜から少しだけ冷たいYEBISUビールにします。
データ/トキナー11~20ミリF2.8・EOSKissX8i・ISO1600・f5.6・13秒・3コマ合成・2021年4月26日21時40分
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