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2021年6月24日 (木)

りょうけん座のM51銀河

M51blog_20210624192101  昨夜は、雲に見え隠れする大きな月が何となく見えていましたが、今夜はどんよりとしていて、月の姿は見えそうにありません。今夜日付が変わってから満月になりそうです。その満月をストロベリームーンと呼ぶそうですが、その意味はよく知りません。今年は、4月頃からですが、雲の多い日が続いて、月の満ち欠けなど、夜空の変化を眺めることがとても少なかったような記憶です。4月の下旬からこの2か月間で、星空がまともに見えた夜はわずか3日だけでした。これも異常気象と呼ぶべきかも、です。南西諸島からこの薩摩半島にかけては、梅雨なんて言うものではなく、むしろ〈雨季〉と呼んだ方がいいような気がします。東洋リビングのモバイルドライ(モバイル乾燥器)を頻繁にコンセントに差し込んで使っていますが、湿気取りに追いつけないのが実情です。やはり、〈雨季〉と呼ぶべきでしょう……。

 ところで、写真は、りょうけん座の渦巻銀河M51です。子持ち銀河として人気の高い、メシエ天体です。5月頃がいちばん見ごろなんですが、この写真は、昨年の5月に撮影したものです。残念ながら、今年は撮影することが出来ませんでした。写真下の渦巻銀河がM51(NGC5194)で、北側の小さな銀河がNGC5195です。この二つをまとめて子持ち銀河と呼んでいるようです。見かけの大きさは満月の半分ほどですが、結構明るいので、少し大きな双眼鏡でも見えるそうです。渦巻銀河M51の大きさは、我々の天の川銀河よりわずかに小さいようですが、二つの銀河が衝突しかけているような感じで、巨大な銀河のすごい重力を少しだけ想像することが出来ます。この周辺では異常事態が起きていて、想像を絶することが起きているのでしょう。この写真を眺めているだけでも、恐ろしいほど宇宙の神秘を感じています。人間の想像力が全く働かず、もはや限界なんですね。こういう異常重力の現場に知的生命体が生きているとすれば……何が起きて、何がどうなっているのでしょうか。写真で見る限り、宇宙はとても美しいのですが、本当はとても恐ろしいという面も持っています。銀河同士の衝突が、結構頻繁に起こっているようです。いったん衝突し始めたら、何十万年か何百万年か分かりませんが、究極の恐怖の熱地獄が続くのですよね……。そう考えると「宇宙は怖いでっせ……一体どないなってんねん……えっ……えっ……」と、ついつい関西弁になってしまいます。

 まあ、そんな訳で、今夜は、冷たいYEBISUビールで乾杯でーす。

データ/ビクセンSX2・ES102ED・EOSKissX8i・ISO1600・100秒・2020年5月11日22時頃

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