ヘルクレス座のM13
私的なことですが、先週の7月30日は、星見を始めた記念日でした。もう9年も前のことですが、いまだにその記憶をかすかに覚えています。天体望遠鏡を買って、最初の観望(ファーストライト)で眺めたのが、ヘルクレス座の球状星団M13だったように思います。ファインダーと星図を頼りに、星々を辿り、やっとヘルクレス座の球状星団を見つけました。低倍率でしたが、とても感動的でした。その夜は、星々の海をあちこち彷徨いながら、星々の輝きを眺めるだけで、感動モノでした。
写真が、その球状星団M13です。天体望遠鏡では、ここまでくっきり見えませんが、臨場感は100%です。このM13は、天の川から離れているので、密集した星々のコントラストは最高です。数十万個の恒星が密集していて、とても不思議な光景で、この世の不思議そのものです。大気の状態が良ければ、肉眼でも見えると言われていますが、薩摩半島の暗い夜空でも、いまだ見たことはありません。明るさが5.7等級ほどなので、肉眼では、少々無理のような気がします。今まで肉眼で見えた球状星団は、いて座のM22とケンタウルス座のオメガ星団だけです。8月の上旬の夜9時ごろには、天頂付近に昇るので、とてもくっきりなんでしょうが……。双眼鏡で眺めるのであれば、どうしても寝転んで眺めるしかありません。
真夏の猛暑が続いていますが、東シナ海に近いこの薩摩半島も夏真っ盛りという感じです。それでも、夕方ごろには、わずかな涼風が吹くので、何とか我慢できています……。今夜も晴天です。全天、雲の気配がないので、夜は……快晴のち快晴のようです。20時を過ぎないと暗くならないので、少々時間待ちしています。このところ、晴天が続いていて、星見をするには、最適な天候です。夜空の透明感もとてもよく、気分はGOOです。しかし、時々突然雲が流れてくるので、要注意です。週末は台風が近づくので、曇り空かも、です。
という訳で、裏庭で、星空散歩をしてきます。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・EOSKissx8i・ISO1600・40秒・2021年7月26日21時50分
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