はくちょう座のM39
10月に入ってからすっきりした天気が続いていて、星見人間にとっては快適な夜空になっています。昨夜も、夜11時ごろまで、撮影・観望していました。空の透明度が、珍しく最高の状態でした。天の川もくっきりで、なかなか見ごたえがあります。久し振りに、夜空の星々の美しさに感動しました……懐かしさを感じる光景でした。しかし、秋の半ばに差し掛かって、東の空にはもう冬の星座が昇ってきました。東の空やや高く、スバルが昇っているではありませんか……。その北方向には、ぎょしゃ座のカペラ、低い山の稜線にはアルデバランも見え始めました。真夜中には、ペガススの四辺形は天頂付近に昇っているはずです。季節の移り変わりは、当たり前ですが、順調です。
ところで、写真は夏の星座、はくちょう座にある散開星団M39です。1等星デネブの北東10度ほどでしょうか、可愛い感じの星の集団です。この周辺は、天の川が流れているので、後方は、星々の海になっています。その中でも、やや明るい星が20個ほど輝いて見えています。青白い星が多いのでは、と思います。散開星団にしては、少し寂しいのですが、こじんまりしていて、それなりにいい感じもします。6倍の双眼鏡で眺めてみましたが、星があまりにも多く見えて、探しにくく苦労しました。多分これだろうという感じで、何とか探し出したつもりですが……確かなことは言えません。大きさは満月ほどですが、特徴がないので、見つけるのも大変です。この散開星団は4.5等級の明るで、晴れた夜には肉眼でも見えると、天文書には書いていますが、肉眼では少々無理な感じもします(視力の問題かも)。
薩摩半島の今夜の天気は、今(午後4時ごろ)の時点で、晴れ時々曇り……なんていう感じでしょうか。今日は蒸し暑かったので、雲が結構多いかも、です。南からの暖湿風というのでしょうか、30度以上のジメジメな風が吹いています。という訳で、夜の天気は、全く分かりません、です。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・EOSKissX8i・ISO1600・40秒・2021年8月4日9時30分
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