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2021年11月18日 (木)

アンドロメダ座とペガスス座

Blog_20211118191101  秋(10月下旬の21時頃)の天頂付近の星座です。アンドロメダ座とペガスス座は肉眼でもよく見えるのですが、その周辺の星座はなかなか形を確認出来ません。秋の星空自体が暗いということもありますが、強烈に目立つ星座がないからでしょう。秋の1等星は、南の空の隅っこにある、みなみのうお座のフォーマルハウトだけです。このフォーマルハウトも1等星の中ではとても暗い星です。少し寂しい気もしますが、まあ仕方ないでしょう……。天頂付近に昇ったペガススの大四辺形は、秋の星空の象徴ですが、真上に来ると、眺めるのにとても苦労します。まともに眺めることは、とても大変です。寝転んで見るしかないのですが、秋が深まると、そんなことは出来そうにもありません……何か良い方法はないものでしょうか……いろいろ考えているのですが……。おまけに南を向いて眺めると、飛馬ペガススが逆立ちしている姿になります。それならば、北を向いて天頂付近を眺めればいいような気もしますが、そうなると、さらにノケゾルことになって、限界をはるかに超えてしまいます。まあ、そんなことを何年も考え続けています……。

 秋の星座の話なんですが、ペガスス座の周辺を調べると、結構賑やかな感じもします。隣のアンドロメダ座は、2等星と3等星が多いので何とか形が分かる星座です。おまけに、アンドロメダ星雲M31も肉眼ではっきり(夜空に状態にもよりますが)見えます。周辺には、とかげ座、さんかく座、おひつじ座、うお座。そしてみずがめ座などがあります。みずがめ座の水瓶を表している三ツ矢のマークの4つの星を、初めて確認しました。三ツ矢と呼ばれているのは、日本だけなんでしょう。三ツ矢サイダーの三ツ矢なんですね。ギリシャ神話では、水瓶から流れるのは、神酒とか聖水とか、他に不老長寿のエキスだとか言われているそうですが、三ツ矢サイダーの名前もそういう意味で付けたのかも、です。ちなみに、三ツ矢サイダーは明治17年発売開始ということだそうで、少々驚きでした。西南戦争終結から、僅か7年しか経っていません。商魂たくましきかな、という感じです。

 写真の右上隅に、明るい星が写っていますが、はくちょう座の一部です。一番明るい星が、はくちょう座の1等星デネブです。11月下旬の頃には、夏の星座は西空低く、沈みかけています。夏の星々の明るいこと明るいこと……。

 明日19日の日暮れ頃には、皆既に近い部分月食が始まります。晴れれば、のんびり眺める予定ですが、空の状態がどうなるのか、全く分かりません。薩摩半島は月の出が遅いので、少々無理な感じもします。という訳で、一休みでーす。

データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリF2.8・EOSKissX8i・ISO1600・f4・30秒・ソフトフィルター使用・2021年10月27日21時30分

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