ケフェウス座のIC1396
先週UPしたケフェウス座にある散光星雲です。ガーネットスターの南側に大きく広がっている赤い星雲です。IC1396というカタログ番号が付けられています。とても淡い星雲でISO3200で露出時間120秒ほどでした。ボーグの55FLは、絞り3.6で、とても明るいレンズなんですが、結構長い露出時間です。相当暗い星雲なんですね。ビクセンのAP赤道儀は一軸で使っていますが、追尾の安定度はイマイチのようです。軽いレンズの方が追尾不良で流れるコマが多いような気がします。レンズが軽すぎるので、不安定なのでしょうか……よく分かりません。
写真の明るい星ガーネットスターも、派手に赤みを帯びていて、きれいに輝いています。IC1396は、とても大きな散光星雲で、大きさは、満月の6倍はありそうです。とても巨大です。暗黒星雲があちこちにたくさん広がっていて、とても複雑な構造のようです。大口径で覗くと、すごい迫力なんでしょうねえ。散光星雲の背後には、たくさんの星が写っています。このケフェウス座自体が、天の川銀河の近くなので、賑やかなのでしょう。これほど巨大ならば、カメラレンズでも簡単に撮影できそうです。また、一度試してみます。
ところで、今夜の天気は、今(19時30分)の空は、少しだけ雲が流れています。21時ごろには晴れてきそうな感じがするのですが……でも、分かりません……です。このところPM2.5の影響が大きくて、何となく空が白っぽい印象です。秋から冬にかけて、移動性高気圧が東シナ海を移動するときは、頻繁に起こります。冬は冬で、雲が多い日が続きます。鹿児島県の薩摩半島は、太平洋側ではなく、裏日本側なんですね。こちらに引っ越してきて気が付きました。まあ、贅沢は言えませんが、時々秋晴れの夜空が見たいですね。冬は寒くてもいいから、透き通った星空が見たいですね。
という訳で、裏庭で星々の明るさを見てきます。今夜もアナグマたちが遊んでいるかも、です。
データ/ビクセンAP・ボーグ55FL・EOS60D(改造)・QBフィルター使用・ISO3200・120秒・25コマ合成・2021年9月9日21時40分
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