ペガスス座のM15
写真は、ペガスス座の球状星団M15です。撮影したのは、10月2日です。この日は、みずがめ座の球状星団M2も撮影しましたが、M2もM15もとても分かりにくい場所で、目立つ星もなく、探すのが大変でした。いつもは、星々を辿って、探し当てるのですが、確認できる星がない領域でした。デジカメの液晶画面上では、3等星までは何とか確認できるのですが、それより暗い星は、確かめることが少々無理な感じです。という訳で、自動導入に頼ることにしました。極軸をある程度きちんと合わせると、とても正確に星を導入できます。その後は、東西南北にわずかに動かせば、ほとんど視野の中央に確保することが来ます。とても便利なもので、最後はこれに頼っています。ただし、この自動導入を利用すると、星探しの楽しみが半減してしまうので、最後の手段にしています。8インチのシュミカセでも、割と楽に導入できました。
写真のM15は、みずがめ座のM2と大変良く似た球状星団のような気がします。大きさもそうですが、星の密集度もとてもよく似ています。このM15の方が、わずかに明るく、少しだけ大きいかな……という感じです。ペガスス座の馬の頭の近くですが、この周辺で目立つ星は、ペガスス座の暗い3等星ε星だけです。天の川のはずれの星がとても少ない領域です。暗い宇宙をバックに、ポツンと球状星団が輝いている……そんな眺めです。これもまた迫力があって、いろいろ想像できる星風景のような気がします。
今週は、ずーっと雨と曇りの日々です。寒気が入ってきて、薩摩半島も少しだけ冬に近づいたようです。しかし、晴れた日には、車の中はアツアツでエヤコンを入れています。今夜は月が見えませんが、上弦の月です。三日月からあっという間に上弦の月になりました。来週金曜日は満月で、月の出に部分月食(ほとんど皆既月食に近い……)が始まります。天気が良ければ、眺めてみようと思います。……が、果たして見えるかどうか……です。その日にならないと、天気だけはどうなるのか、分かりません。
という訳で、小休止です。また雨が降ってきました、でーす。
データ/ビクセンSX2・セレストロンC8・EOSKissX8i・ISO3200・45秒・20コマ合成・2021年10月2日21時
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