« コペルニクスクレーター周辺部 | トップページ | おうし座のスバル »

2021年12月16日 (木)

12月の天の川

12blog  今日は、暖かい一日でした。南から湿った風が入ってくると、こんな感じの、生暖かい日和になります。夜になっても寒くはない、変な感じの12月中旬です。雨が降っていますが、この雨が止むと、突然冬になるという予報ですが、あまり信用できません。この薩摩半島は、裏日本に属するのでしょうが、気候的には亜熱帯のような気がします。一年中湿度が高いので、夏は無茶苦茶に気温は上がらないし、冬は湿気ているから凍えるような寒さはない、そんな印象です。汗かきの人間にとっては、時にはツライこともありますが……。

 写真は、12月上旬の北の空です。カシオペヤ座が、ちょうど北極星の上に昇っています。秋の星座の、ケフェウス座、カシオペヤ座、ペルセウス座が西から東へ並んでいます。それでも、夏の星座のはくちょう座は、西空でまだ健在です。東の空には、ぎょしゃ座が見えていて、オリオン座も昇ってきているはずです。その北の空を西から東に向かって、天の川が流れています。ぎょしゃ座を通り、オリオン座とおおいぬ座をかすめて東の空に延びています。薩摩半島の見晴らしの良い場所では、一年中天の川が見えるそうです。と言いても、春の天の川は、地平線をギリギリにかすめて流れているので、とても難しいという話もよく聞きます。そう考えると、冬は天の川が結構見える季節のような、そんな気がします。

 ところで、星座には星座線を引いています。カシオペヤ座の星座線は、少々分かりにくい感じもします。それでも、古代エチオピア王の奥さんを表すと考えると、これが一番似合っているような感じがします。両手両足があって、おまけに頭までついています。遥か昔の時代には、4等星・5等星まで見えていたので、こういう形になったようです。今の時代は、どう考えても無理なようで、英文字のW(少しだけ太い線で描いています)の文字をつくる5個の星だけの星座になっています。薩摩半島の片田舎で4等星の星を見つけるには、澄み切った夜空でもかなり苦労します。光害もひどいし、水蒸気も多いし……それよりも、視力が悪くなったのが一番の理由のような気もします。

 追伸 我が家の裏庭での撮影ですが、北東の空が明るくなっています。この明かりは、鹿児島湾周辺の人口およそ100万人が住む街明かりでしょうか……。

データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリ2.8・EOSKissX8i・ISO1600・30秒・ソフトフィルター使用・2021年12月5日21時頃

 

|

« コペルニクスクレーター周辺部 | トップページ | おうし座のスバル »

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« コペルニクスクレーター周辺部 | トップページ | おうし座のスバル »