ぎょしゃ座
2022年の、Blog事始めです。いつもなら、BlogのUPは夜なんですが、今夜は晴れそうだと予想して、昼下がりの今書くことにします。1月4日の夕方、どんよりの曇り空だったのですが、暗くなった19時頃から、急に快晴の空になりました。という訳で、急いで機材を庭先に出して、撮影の準備に取り掛かりました。撮影対象は、ぎょしゃ座とオリオン座の星座写真です。とても楽な撮影なんですが、雲がない星空は、この3週間程眺めることも出来ませんでした。寒波が来ると、どれほど曇り空が続くかがよく分かります。
写真が、ぎょしゃ座の全景です。ちょうど5角形の形をしているので、見つけるのもとても簡単です。一番明るい星が、1等星カペラです。地球からの距離が40光年程で、とても近い星ということになります。黄白色の輝きで、太陽にとてもよく似た恒星のようです。2重、4重の連星系を作っているようで、複雑な連星のようです。冬の星空では、シルウスやカノープスの次に明るいのでは……というほど目立つ星です。左方向が、天の北極方向です。東の空やや高く昇って頃、デジカメを横に構えると、この構図になります。このぎょしゃ座には、散開星団や散光星雲があって、とても賑やかな星座です。写真のM36、M37、M38が、散開星団です。6,7倍の双眼鏡で眺めると、とても小さな雲のように見えますが、星の集まりというほどには見えません。40倍ほどなら、星々が少しは分離して、散開星団らしく見えるのでは、と思います。散光星雲は、写真中央右寄りに見えるはずなんですが、改造デジカメではないので、赤っぽい輝きはほとんど写っていません。散開星団M37 と散光星雲は、12月に撮影済みなので、次回にUP する予定です。
ぎょしゃ座周辺は、冬の天の川が流れているので、星々の密度がとても高い領域です。双眼鏡で眺めると、星々の海のような眺めで、結構見ごたえがあります。大口径の望遠鏡で撮影すると、遠い散開星団や散光星雲がたくさん写っているはずです。
今夜晴れれば、オリオン座の散光星雲M42(オリオン大星雲)を撮影する予定です。まあ、天気次第ですが……なかなか上手くいかないのですよね。薩摩半島も、例年よりは低温のようで、少し寒々感じです。という訳で、小休止して、ホットコーヒーにします。
データ/ケンコースカイメモS・タムロン45ミリF1.8・EOSKissX8i・ISO1600・f4・20秒・20コマ合成・ソフトフィルター使用・2022年1月4日20時50分
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