かみのけ座の渦巻銀河NGC4565
写真は、かみのけ座の渦巻銀河NGC4565です。先週UPしたかみのけ座のメロッテ111のすぐ近くにあります。この銀河の撮影は2度目です。4年前の5月に撮影して、BLOGにUPしています。撮影鏡筒は違うのですが、その時と同じような感じに写っています(当たり前ですが)。本当はもっと露光時間を長くすべきでしょうか……ねえ。
とても小さいので、いざ撮影となると、少しだけ根性が必要なんですね……。小さいと言っても、満月の半分ほどはあるので、6倍の双眼鏡でも見えるそうです。ただし、とても暗いので、銀河に見えるかどうかです。10等級の明るさなので、結構大変だと思うのですが……。
この銀河は、天の川銀河と同じような渦巻銀河だそうですが、渦巻を真横から見ている感じです。こういう銀河は、エッジオン銀河と呼ばれています。1785年に、ウイリアム・ハーシェルが発見しています。このNGC4565銀河は、メシエ天体の中に入っていないということは、あまりにも暗かったので、メシエさんも見逃したのでは、と思いますが……本当のところは知りません。
メシエ天体ではないのですが、とても人気というか、とても有名な銀河だそうです。「ニードル(針)銀河」という愛称で呼ばれているそうです。つい最近知りました。真横からの眺めとしては最高かも、です。小さい画像ですが、中央に暗黒帯も確認できます。他にも、とても暗いのですが、いくつかの銀河らしきかすかな光も見えています。地球からの距離は、4000光年程です。それを近くで眺めると、超すごい迫力の銀河なんでしょう……。次回は、CMOSカメラで、もう少し長焦点にして、迫力のある写真に挑戦してみます。また、課題がひとつ増えました。
今夜は、ドンヨリドンヨリの曇り空です。最近は月の満ち欠けも、なかなか見ることが出来ません。梅雨前特有の天候です。梅雨入りも、まだまだなんですが、明日からまた雨のようです。薩摩半島は湿度がとても高いので、レンズにカビが生えるのが、少々心配です。
という訳で、小休止して、裏庭散歩してきま~す。さっき窓の外を通って行ったアナグマ兄弟が遊んでいるかも、です。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・等倍フラットナー・EOSKissX8i・ISO3200・50~80秒・20コマ合成・2022年5月3日21時頃・我が家の裏庭
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