月齢8.2 アペニン山脈周辺
九州南部も梅雨入り目前だそうですが、それにしても、蒸し暑いこと……蒸す暑いこと。ほとんど亜熱帯気候のような薩摩半島は、大変です。汗かき人間には、(少しだけですが……)応えますね。やはり乾燥した冬の方が、好きですね。
写真は、月齢8.2の月面です。この日は、ちょうど上弦だったようです。上弦の月の前後が、クレーターの様子もよく分かり、迫力満点です。それでも、撮影となると、結構大変だということが分かってきました。ほんの少しだけ拡大しただけなのですが、ピント合わせはもちろんですが、大気の状態というか、空気の流れに異常なほど敏感になります。8インチのシュミカセに、1インチのASI183MCのCMOS カメラを接続して撮影しました。5200ミリほどの超望遠になっているはずです。月面の眺めが、揺れること揺れること……。その日によって少しは違うのですが……みんなどんな風に撮影しているんだろうか、と……いろいろと考えること多かりき、です。まあ、何とかいつものように、画像にはなっていますが、結構な(少しだけの)重労働です。
写真の左方向が北方向です。中央部のやや北側のアペニン山脈の周辺部です。上弦の頃のアペニン山脈は、アイピースで覗くとすごい迫力で、立体感が満点の眺めです。晴れの海と雨の海の境界部には、アペニン山脈、コーカサス山脈、アルプス山脈などの山脈が連なり、月面でも一番目立つ起伏です。朝日を浴びて、海に落ちる山々の影がとても美しいですね。アルプス山脈には、アルプス谷と呼ばれている長さ140㎞程の谷も見えています。溶岩流でできたらしいのですが、詳しいことは知りません。月面には、いろいろな地形があって、眺めるのもまた楽しみです。
この写真を2倍程UPして撮りたいのですが、バローレンズを使うしかないような気がします。毎回、試行錯誤でやっています。その内、いろいろ準備して、挑戦してみます。
という訳で、今夜は冷たい〈香るエール〉で乾杯します、です。
データ/ビクセンSX2・8インチシュミカセ・ASI183MC・ゲイン140・15ms・50コマ合成・2022年4月9日21時
| 固定リンク
「趣味」カテゴリの記事
- アンドロメダ座のM31(2023.12.07)
- ペルセウス座の二重星団(2023.11.30)
- カシオペヤ座とその周辺(2023.11.23)
- ケフェウス座の散光星雲IC1396(2023.11.16)
- ペガスス座周辺(2023.11.09)
コメント