りょうけん座のM51
3日前の6月27日に、九州南部が梅雨明けしました。今年は異常に早い梅雨明けでした。その翌日から、ガンガンの日差しで、真夏のような気温になりました。とは言っても、この薩摩半島の片田舎では、最高気温が32度程度が限界のようですね。海が近いので、それ以上は上がらないのかも、です。おかげで、真夏のような澄み切った星空になりました。湿度がやや高いのですが、まあ、星々だけはきらきらと輝いていました。今夜もすっきりした夕空です。BlogをUPした後に、星空を眺める予定です。
写真は、りょうけん座の渦巻銀河M51です。子持ち銀河の愛称で有名な、とても人気のあるメシエ天体です。本体の大きな渦巻銀河をM51A、伴銀河の方をM51Bなどと呼ばれることがあります。子持ち銀河としての発見(シャルル・メシエの発見)は、1781年のことだそうです。渦巻銀河としては大きな方で、10倍程度の双眼鏡でも何とか見えるそうでね。6,7倍では少々難しいかも、です。それにしても、240年ほど前の発見ですが、ヨーロッパ諸国がどんなに先進国だったかがよく分かります。
これだけ2つの銀河が近いと、すごい重力の影響が考えられます。大きい方が直径10万光年程で、天の川銀河ほどあるようです。やがて2つが合体してしまうのかどうかは知りませんが、とても活発に星々が生まれている場所かも、です。なかなか見飽きない眺めですね。
ところで、この撮影はZWOのCMOSカメラで撮影しました。まだまだCMOSカメラの扱い方に慣れていないので、結構苦労しています。ピント合わせだけでも、まだまだ大変です。PC画面とにらめっこしながら、ドタバタしています。CMOSカメラはとても感度が良いので、露出時間を短くできます。その分、コマ数を稼げるので、能率がとても良い感じです。まあ、その内に能率がもっと良くなるかも、です。
我が家の経度は、およそ東経130度ほどなので、日没の遅いこと遅いこと。6月下旬の今頃は、20時頃にならないと、北極星が見えてきません。という訳で、21時頃からが、本当の星空時間です。
そんな訳で、そろそろ観望と撮影の準備をします、です。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・笠井等倍マルチフラットナー使用・ASI183MC・ゲイン120(?)・60秒・40コマ合成・2022年5月21日21時20分
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