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2022年8月 4日 (木)

ヘルクレス座周辺

Blog_20220804185801  梅雨明けしてから、やっと夏らしい空になりました。北陸地方から東北にかけて、大雨だそうで、これも世界的な異常気象による典型的な天候異変のようです。夏なのに、こんな天気は、どう考えても尋常ではない、という気がします。薩摩半島は夏になりましたが、異常に蒸し暑い夏です。夜になってもヒンヤリ感は全くなしです。夏の夜は、もう少し涼しかったような気がしますが……記憶では……。

 写真は、夏空の星々です。ヘルクレス座とその周辺の星座たちです。星雲や星団の写真もそれなりに楽しめるのですが、星座写真は実際に目に見える星々なので、いちばん気軽に楽しむことが出来ます。双眼鏡があれば、もっと詳しく周辺の星々を観察することが出来るので、最高に楽しい時間です。

 夏の星座は、かんむり座やへび座、少し南側のてんびん座から始まります。でも、これらの星座には明るい星が少ないので、やはり夏はヘルクレス座からかも、です。うしかい座の1等星アルクトゥールスとこと座の1等星ベガの間にある、全天で5番目に大きい星座です。ヘルクレス座は3,4等星ばかりの星座で、頭を南にして横たわっています。頭の形の三角形が分かれば、大体の形を見つけることが出来ます。その三角形のすぐ近くには、へびつかい座の明るい2等星があります。へびつかいは、頭を北にして横たわっています。ちょうどふたりの頭と頭が、くっつくような姿勢で並んでいて、とてもユニークです。ヘルクレス座とへびつかい座は、共にトレミーの48星座の中に入っています。

 ヘルクレス座には、勇者ヘルクレスの両手両足が揃っていて、上手いこと星座線で結んだものです。いつものことながら、感心しています。ヘルクレスの右の腰あたりには、夏の夜空で最も目立つ球状星団M13があります。小さな双眼鏡でも何とかその姿を確認できます。口径100ミリで100倍程ならば、星がかなり分離して、素晴らしい眺めになりそうです。透明度が良い晴れた夜には肉眼でも見えるそうですが、まだ見たことはありません。この星座写真の撮影の前日に、M13を8インチシュミカセで撮影しました。次回に、UPします。

 今夜は、旧暦の七夕で、六日月です。月はすっかり西空に傾いていますが、晴れているので、外は明々です。という訳で、今夜の残り時間は、画像処理で…~…す。

データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリ・F2.8・EOSKissX8i・ISO1600・f4・30秒・ソフトフィルター使用・2022年6月30日21時40分

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