こと座
写真は、こと座です。こと座の領域で、肉眼で見える星は、この6個ぐらいかな、と思います。4等星や5等星の暗い星は、まだいくつかあるようですが、星座線で結んで星座の形をつくると、これがベストのようです。
こと座は、トレミーの48星座のひとつです。こと座のα星ベガは、全天で5番目に明るい星で、夏の星座の中では最も明るい星です。このベガは、おりひめ星とも呼ばれていて、とても有名な星です。左方向が、天の北極方向です。東の空から昇るときは、こんな感じで昇ります。
こと座の中でいちばん目立つのは、平行四辺形の形の南側の四辺形です。とても正確に描いた平行四辺形に見えます。偶然ですが、なかなか珍しい形です。その平行四辺形に、(正三角形に近い)三角形がくっついています。ベガは0.0等星で、星の明るさの基準になる星です。平行四辺形の南側の二つのβ星とγ星は3等星です。北側の二つのδ星とζ星は4等星です。よく晴れた夜には、この4個が肉眼ではっきり見えます。ε星は、4等星と5等星からなる連星です。肉眼で見える実視連星で、それぞれがまた連星系で、珍しいダブルダブルスターと呼ばれています。望遠鏡で眺めると、4個の星がくっついて見えるという訳です。
1等星のベガは、七夕祭りには欠かせない星です。ベガは、地球からの距離が25光年程で、とても近い星です。惑星系をもっているそうで、なかなか興味深い星です。青白い輝きで、見飽きないとても魅力的な星です。8月の今頃の夜9時ごろには、天頂付近に昇ります。眺めるのもとても大変ですが……。
来週から、9月になります。まだまだ真夏のような気温で、ムシムシの天気が続くようです。いつになったら、さわやかな秋空になるのでしょうか……。今夜は晴れるかも、という予想で、今Blogを書いています。この3週間は、まともな星空を見ることが出来ませんでした。という訳で、夜の星空を期待して、待つことにします、です。
データ/ケンコースカイメモS・100ミリF2.8マクロ・EOSKissX8i・ISO1600・f4.5・50秒・ソフトフィルター使用・2022年6月28日21時40分
| 固定リンク
「趣味」カテゴリの記事
- 9月下旬の北の星空(2024.10.03)
- はくちょう座の散光星雲(2024.09.26)
- 夏の天の川(2024.09.19)
- いて座の球状星団M22(2024.09.12)
- いて座の中心部付近(2024.09.06)
コメント