北天の星の軌跡
久し振りの、快晴の空でした。先週の木曜日、夜は晴れそうなので、昼間にBlogをUPしました。予想通り、日没頃から晴れて、満天の星空でした。3週間ぶりの、懐かしい星明りです。こういう時は、ワイドレンズで星座を撮るか、星の軌跡を撮るか……です。
という訳で、19時半ごろから、準備開始です。とは言っても、西側の空は、まだまだ夕空の明かりが残っていました。実際、撮影を開始したのは20時過ぎです。撮影の準備はとても簡単で、撮影はもっと簡単です。三脚に広角レンズ付きデジカメをセットして、ピントを合わせて、対象方向を決めて、タイマーリモートコントローラーのスイッチを押せばいい訳で、10分もかかりません。ここは、薩摩半島の片田舎なので、とても暗い所です。感度を上げて、露光時間を長くしないと、近景が全く写りません。
露光時間1分、感度1600、60コマです。という訳で、上手くいけば、星々が天の北極を中心に15度ほどの弧を描くはずでした。……が、そう上手くはいきませんでした。最初の部分と最後の部分が、雲によってとぎれとぎれになっていました。薄い雲ならば、星の光が途切れることはないのですが、想定外でした。
そういう訳で、三十数コマだけが使えるコマでした。それが、この写真です。まあ、何とか星の軌跡になっているのでは、と思います。左部分には、森に沈みかけた北斗七星のひしゃくの一部が見えます。右端上部には、少し明るい天の川とはくちょう座の明るい輝きが見えているようです。
この夜は、満天の星空に欲が出て、南の空も撮影しました。三脚の隣に小さな赤道儀をセットしての、撮影でした。撮影対象は天の川のいて座の周辺です。最近話題になっていた、いて座Aスター近傍で、天の川銀河の中心部、ブラックホールがあると言われている場所です。50ミリレンズで、南斗六星とAスターあたりが写っていればいいのですが、まだ画像を確認していないので、詳細は分かりません。のんびり画像処理をしてみます。
という訳で、今夜は久し振りに、DHCの(少しだけ)冷たいビールを頂きます、です。
データ/EOSKissX8i・トキナー11~20ミリF2.8・ISO1600・f5.6・60秒・三十数コマ・2022年8月25日20時40分
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