はくちょう座の北の空
今夜も晴れそうなので、Blogを昼過ぎの今、書いています。Blogを昼間書くというのは、何となく気分が乗らないのですが、仕方ありません。このところ、雲が多くて、まともに天の川を見ていません。昨夜も夜裏庭で、三脚を出して、空が晴れるのを待っていました。流れる雲の合間に、天の川が少しだけ見えるのですが、ほとんど迫力のない眺めでした。いて座周辺の星の海を、標準レンズで撮影する予定でした。雲の流れの隙間を狙って、少しだけ撮影できました。と、言っても、一時間半の間に撮影できたのは、僅か10コマ程でした。時間に直せば、たった15分間ほどです。こんなにも星空が見えない夏というか秋も、とても珍しい感じがします。
写真は、はくちょう座の北の空です。この日の撮影も、慌ただしく、大変でした。雲の合間のわずかな時間での撮影です。はくちょう座の後ろ側の北の空です。はくちょう座のデネブの隣に、北アメリカ星雲とペリカン星雲がかすかに写っています。空の状態が良ければ、普通のデジカメでも写るのですね。その北側にも、散光星雲らしきものも写っているようです。
さらにその先にも、天の川がずーっと続いていて、秋の空に向かって流れています。星の密度も高く、なかなか賑やかな星空になっています。天の川は、この先、ケフェウス座をかすめて、カシオペヤ座、ペルセウス座に繋がっています。11月ごるには、秋の天の川となって、北の空を真横に流れるという訳です。この秋の天の川も、なかなかの見ごたえがあって、毎年撮影をしています。
天の川は、一年中眺めることが出来ます。太陽系が天の川銀河の中にあるので、当たり前と言えば当たり前なんですが……。
もうすっかり、星空は秋なんですね。東の空には、ペガススの四角形が昇ってきました。みなみのうお座の1等星フォーマルハウトも、低い南東の空に昇っています。今年は、土星と木星が明るく輝いています。秋には、CMOSカメラで、木星と土星の撮影に挑戦しようと思っていますが、初めてなので、どうなることやら……。
という訳で、今夜の晴れた星空を期待して待つことにします。
データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリF2.8・EOSKissX8i・20ミリf4・ISO1600・25秒・2022年8月3日21時50分
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