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2022年10月13日 (木)

ペガスス座の球状星団M15

M15blog_20221013131001  ブログのUP写真も、やっと秋の星空になりました。暦の上では、8月から秋なんですが、秋の星座は、東の空に昇っても、まだまだ高度が低く眺めるのが大変でした。9月の中旬から、やっと秋らしい星座が空高く昇ってきました。写真は、9月20日に撮影した、ペガスス座の球状星団M15です。この日は、アンドロメダ座のM31なども撮影したので、とても忙しいい夜でした。

 秋の星空で目立つ球状星団と言えば、このM15やみずがめ座のM2、もう一つ、やぎ座のM30などがありますが、M15が一番目立つのでは、と思います。球状星団の中心部は、いつものことですが、どうしてもやや白トビしてしまいます。中心付近の星の密度がどう考えても異常で、この世のものとは思えません。中心部にブラックホールがあったとしても、ブラックホール・シャドウの撮影は不可能ではないかと思えます。この球状星団の直径は150光年ほどあるようで、その大きさも異常です。星の数も、多分100万個ほど集まっているようで、これまた、とても不思議な世界です。

 秋の星座は、少し地味ですが、それなりに良い眺めです。ケフェウス座、カシオペヤ座、ペルセウス座、アンドロメダ座、ペガスス座など、秋の主な星座が勢ぞろいします。その間を流れる天の川も、なかなかの眺めです。湿気の多い夏の空よりも、秋の空の方が透明度がいいような気がします。

 このところ、少々寒かったり、まだまだ夏のようだったりしています。秋のような気もしますが、よく分からない季節です。春と秋の期間が、とても短くなったように思います。薩摩半島は、5月から10月までが夏だそうで、今日も夏の陽気です。

 という訳で、今夜も晴れそうな気がしますが、どんなんでしょうか……。晴れたら、昨日と同じで、CMOSカメラで木星を撮影する予定です。

 追伸 この球状星団を撮影した夜に、また不思議な光を見ました。3度目ぐらいです。東に向かって光が二つ、前後にくっつくように連なって、ゆっくり飛んでいきました。2,3等級の明るさでした。周回軌道を人工衛星などが、前後に連なって飛んでいくことなんてあるのでしょうか……。これまた不思議です。よく分かりません、です。

データ/ビクセンSX2・セレストロンC8・専用レデューサー・EOSKissX8i・ISO3200・70秒・15コマ合成・2022年9月20日20時10分

 

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