アンドロメダ銀河M31
ちょうど今頃が、アンドロメダ銀河を眺めるのに、最適な時期です。天頂付近で、暗い星空をバックにして、輝いています。晴れていれば、肉眼でもはっきりと見えて、なかなかの眺めです。神戸から薩摩半島に引っ越してきて、北東の空に雲のように輝くM31を見た時は、感動モノでした。
写真は、3週間ほど前に撮影したM31です。撮影の時、縦位置か横位置かで、いつも悩みます。この写真は、横位置(南北方向)で撮影して、トリミングして、上方が北方向になるように回転しています。M31の円盤を、左下からのぞき込む感じになっています。遠近感が少し不自然ですが、まあ仕方ありません。M31の右上に見えるのが、伴銀河のM110です。M31の中心付近のすぐ下に見えているのが、同じく伴銀河のM32です。M110、M32共に、楕円銀河のようです。
アンドロメダ銀河M31の、地球からの距離は230万光年程です。肉眼で見える最も遠い光、ということになります。直径が天の川銀河の2倍ほどあるので、恒星の数は、1兆個をはるかに超える数になるはずです。距離が230万光年とか、個数が1兆個なんて言われても、想像するのが極めて難しすぎます……どう考えても、人間の脳細胞がついていきません……ね。
11月も下旬になれば、ペガススの四辺形もアンドロメダ座も21時を過ぎると、子午線を越えて、西空に移動していきます。東の空には、冬のダイヤモンドが姿を現し、賑やかな冬の星空になります。少し寒い冬空ですが、星々の明るい輝きを期待して、ゆっくり待つことにします。
今夜は晴れそうなので(多分)、観望・撮影の準備をします。という訳で、ホットコーヒーで、小休止します、です。
データ/ビクセンAP・ボーグ55FL・専用レデューサー・EOSKissX8i・ISO1600・25コマ合成・2022年11月4日20時頃
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