天の川 冬へ
薩摩半島も、やっと冬本番になりました。東シナ海では寒気の流れ込みが始まり、雪は降りませんが、北西の風の冷たさを思い出しています。例年よりも少しだけ早い、冬らしい天気です。それでも、日差しが強い日には、12月でも車の中が暑いのでエヤコンを使っています。変な感じですが……。
写真は、11月末の夜9時頃の北の空です。秋の天の川が西に傾き始めています。こんな感じになると、毎年のことですが、体感的に冬が始まります。カシオペヤ座もアンドロメダ座も子午線を越えて、西に傾き初めています。ペガススの四辺形は、もうすっかり西空です。アンドロメダ座のM31が中央付近に見えています。肉眼でもよく見えるので、広角レンズでも、とてもはっきり写っています。
写真右上隅に、おうし座の散開星団スバルが見えます。とても明るく、冬を象徴する派手な輝きです。青白いので、少々寒々しいのですが、なかなかの見ごたえです。スバルの下、画面ギリギリのところには、ぎょしゃ座の1等星カペラが見えています。全天で、6番目に明るい1等星です。ソフトフィルターを使っているので、さらに明るい輝きです。
天の川は、夏ほどではありませんが、それなりに、星々の流れる川のように見えます。天の川は、ペルセウス座からぎょしゃ座を通り、ふたご座とオリオン座とおおいぬ座をかすめて、とも座、南十字星、ケンタウルス座へ繋がっています。薩摩半島の南部からは、とも座とケンタウルス座の一部しか見えません……残念ながら。石垣島よりも南の星空は、見たことはありません。南天の天の川は、一生の憧れですが……。
明日の夜は晴れそう(個人的な天気予報ですが)なので、水曜日の今夜、Blogを書いています。12月に入って、まだ一度もまともな星空を見ていません……というよりも3週間近く、ほとんど曇り空でした……。明日の夜は何とか晴れて欲しいものです……ね。という訳で、小休止して、明日の撮影の準備をしておきま~す。
データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリF2.8・EOSKissX8i・ソフトフィルター使用・ISO1600・f4・30秒・2022年11月26日20時50分
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