ペルセウス座のカリフォルニア星雲
写真は、先週撮影した、ペルセウス座のカリフォルニア星雲です。NGC番号は、1499です。アメリカのカリフォルニア州に似ているところから、名前が付けられたそうです。確かに、細長い所が似ている感じもします。大きさは満月5個分ほどの、巨大な星雲です。とても淡い散光星雲ですが、淡い割には撮りやすいかも、です。というのも、この周辺は天の川から少しだけ外れたところなので、後ろの星空がやや暗く、赤い輝きがとても目立からかも知れません。
カリフォルニア星雲のすぐ下(南)に見える、ペルセウス座のξ(くしー)星からの強烈な光を受けて、星間ガスが輝いているような感じですが……詳しいことは知りません。散光星雲の輝きは派手なものが多いのですが、このカリフォルニア星雲はとても地味で、とても柔らかい感じの光です。
ペルセウス座は秋の星座ですが、星座の位置は、冬との境界線あたりです。すぐ南に、冬の星座のおうし座があります。探すときは、おうし座の散開星団スバルから北方向に辿っていく方が楽なのかも、です。しかし、この散光星雲は、肉眼でも双眼鏡でも見えないようで、探すのも少し大変ですね。
ところで、星空は、秋から冬に変わりつつあります。九州でも、この冬初めての寒波襲来です。九州北部の山間部では、初雪だそうです。冬型の気圧配置になると、東シナ海も雲だらけになって、最低二日ほどは曇り空になります。こちらに引っ越してきて初めて知ったのですが、薩摩半島は裏日本になるそうですね。雪はめったに降りませんが、雲の多いこと多いこと……。その合間を見つけては、星見をしています。晴れた冬の星空はとても透明度が良く、星々の輝きは感動モノです……少々寒いですが……。
という訳で、12月中旬以降には、この星Blogも冬の星々になります。今夜の月は、雲間を移動しているだけで、姿はほとんど見えません、で~す。
データ/ビクセンAP・ボーグ55FL・専用レデューサー・EOS60D(改造)・QBフィルター使用・ISO1600・70秒・2022年11月24日21時20分
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